歩けよ乙女

ミコの携帯からパソコンにメールあり、やはりネットはどうしても繋がらなくて
ステイ先でパソコンを借りてメールチェックのみしたこと、
荷物が違う飛行機に積まれてしまったらしく、遅れて家まで届いたこと(びっくり)
驚くほど英語がわからないこと(笑)
などが書かれていました。
まぁ色々あるみたいだけど、なんとかなるさで、一歩ずつ。

さて、京都便りも最終回です。

最後に今回どうしても行ってみたかった
あまりに有名でありながら、
なぜか一度も、修学旅行ですら行きそびれている、三十三間堂へ。
f0231393_1915335.jpg

この日友達との約束で私より一足早く帰ることになっていたミコも
やはり一度は見てみたいと短時間ながら拝観することになりました。
国宝 千手観音坐像を中心に
ずらりと居並ぶ、千体の千手観音立像。

観音像には、必ず会いたい人に似た像があるとも伝えられています。
一見すると同じように見える仏さまなのですが
よく見ると、ほんとうにひとつひとつ表情が違っていて、
面長や丸顔、厳しい顔つき、柔和な顔つき、千者千様。
千の手で衆生を漏らさず救済しようとする観音の慈悲と力の象徴とはいえ千一体の観音様。
いったいこのお堂にはいくつの手があふれていることになるのでしょう。
ほんとうに圧倒されるような群像です。

ここでミコは一足早く帰途に。
私は残ってゆっくりともうひとめぐりし、
ミコに持たせたくて、帰りぎわに災難よけの身代わり守りを買いました。


午後4時、まだ時間はある。
それならやっぱりここかな。
f0231393_19155785.jpg

タワーとみるとのぼりたくなる、生粋のおのぼりさん。
京都駅を中心に町並みがぐるりと見渡せ、
さっきこのタワーを遠望した清水寺も見える、しめくくりの京都タワー。
ミコと過ごした町が一望のもとにひらけ、いい旅だったとあらためて思います。
f0231393_1916212.jpg

帰りに乗った新幹線では流れる雲と抜きつ抜かれつ
遠くには通り雨が降っているように見えます。
ふっと気づくと窓から見える視界の端に虹がかかっていました。
あっ、虹!
デジカメと思った次の瞬間、スピードの速い新幹線、虹はもう消えていました。
でも何かいいことがありそうで、まぶたの裏に残っている虹をそっと記憶の中にしまいました。

現地集合、現地解散のミコとの初めての二人旅、
ひとつひとつの時間が愛おしいものになりました。
いっぱいおしゃべりしたよね、ここ数年でずいぶん大人になったと思います。
アルバイト先でもいい後輩に恵まれて、最後までミコの支えになってくれました。
人付き合いがそんなに得意じゃないと自分で言うミコだけど
少しずつ地道に絆を深めていっているように私にはみえます。
もう一度ミコに言いたい、これからも縁をいっぱい結んでください。
縁した糸は必ずしも固く結ばれることばかりじゃないけれど、
互いに心ならずも傷ついてしまうこともあるかもしれないけれど、
誰かと結ばれることはやはり素敵なこと
傷つくことを怖れずに、出逢いを大切にしていってください。

小さな頃から砂場にじっと座っている子じゃなかったミコ、
いつも興味のあることに向かってひとりでトコトコ歩いていたっけ。
これからもたぶんそんなミコでしょう。
ミコの好きな、そしてどこか似ていると言われた夜は短しの「黒髪の乙女」のように、
次々と起こる難題をものともせず、飄々と、トコトコと歩いていってください。
最後にミコが京都で撮った写真で、この旅のしめくくり。
いい旅をありがとう。
f0231393_19164120.jpg


ミコのことばかり長々とおつきあいくださりありがとうございました。
次回から平常運転でいこうと思います。
我が家の近況報告も兼ねるので、家族の話も若干増えるかと思いますが
いつものマイペースで綴っていこうと思っています、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
by sarakosara | 2010-08-27 21:50 | | Comments(12)
Commented by fruitbox-55 at 2010-08-27 22:34
なつかしい三十三間堂!
高校の修学旅行で行ったけなぁ~
あの頃は、いい加減にふざけながら見物してきたけれど
今この年齢で京都を旅したらまた違った味わいがあるような…^^;

お嬢さんとの貴重な旅を満喫したようでなによりでした。
手元から離れるのは淋しいけれど、きっとしっかり自分の道を
切り開いていくのでしょうね ミコさんがんば^^v
Commented by そら at 2010-08-28 08:37 x
たった一度だけ、衝動的にいった一人旅。それが京都でした。
そして三十三間堂でゆっくりお顔を拝みながらお参りしたことを思い出しました。

荷物が届かないことはよくあること。ミコちゃんが特別アンラッキーだったわけではないと思うので、Don't worry, be happy!でね。^^v ファイト〜!!
Commented by トックン at 2010-08-28 10:04 x
ミコちゃん、無事の旅立ちおめでとうございます。
本人は無我夢中だろうし、ご家族は心配でいっぱいだろうけど
きっと素晴らしい経験を積んで、元気一杯帰ってこられるでしょう。
楽しみですね。

モシカシテ… 青い目の美青年と一緒に帰国?!なんて。
そらますます楽しみやねぇ^^v
Commented by sarakosara at 2010-08-28 11:14
みみなりさん
私も修学旅行の時は奈良も京都も友達とおしゃべりしてて
お鍋の野菜をひっくり返したこととか
どこかのお寺でおみくじ引いて凶が出たこととか、憶えているのはそんなことばかり(笑)
みみなりさんも旅行好きだもの、いつか修学旅行を懐かしむ旅もいいかも^^v
三十三間堂は、私は初めてで、いつかと思ってたんですよ、居並ぶ仏さまに圧倒されました。

たった一泊二日の旅を長々と書いてしまったけれど、大切な思い出になりました。
これからは出逢った人たちがミコを育ててくれるのだと思います。
うん、ミコがんばですね、ありがとう^^
Commented by sarakosara at 2010-08-28 11:22
そらさん
ん?なぜゆえ衝動的一人旅?気になるが^^
私もね、もう少し観光シーズンじゃない時に、
ひっそりとした時に千体の仏さまと向き合ってみたら
どんなだったろうって、ゆっくりみてみたいなと思いました。

>荷物が届かないことはよくあること・・
ありゃ、そなの?荷物どこまで行ってきたのかね^^
でも家まで届けてくれたらしいし、税関を通れないかもと心配していた持ち物もパス、
ほっとしたみたい、うん、Don't worry, be happy!ね、ありがとう♪
Commented by sarakosara at 2010-08-28 11:30
トックン
ありがとう、無事に旅立ちました。
出発が決まってからちょうど二週間しかなかったから、
けっこう最後はバタバタで、特段手伝うこともない父がなんだか寂しそうでした。
ミコがバイト先からもらったお気に入りのカラフルな蛙の置物
スマがプリントしてミコに。どうやら無事蛙のカエルらしいの^^

青い目の美青年・・そら私の方が楽しみやわ~♪
帰った途端、また行ってきますなんてね^^
まぁ何色の目でも私はオッケーなので、恋もいっぱいしてほしいなって思っています。
Commented by koko-ran at 2010-08-28 22:00
ミコちゃんの新生活、いよいよ始まったね。
さら子さんの声にそっくりなお嬢さん。^^
舞妓はんの美しいこと、きっとお母さんゆずりじゃね。♥
なにはともあれ元気で、ガンバレ~!!

出発前のふたり旅、私も楽しませてもらいました。
京都には何度かいったけど、一番の思い出は
結婚式がすんでから、新幹線に飛び乗って泊まった鴨川のそばのホテル。
翌日連れてってくれたのが、イノダ本店。
大学が京都でね、よく通ってたらしいんだけど
あの頃コーヒーがまだ飲めなくて...
でも、嬉し恥ずかし、苦いとも言えないかった。(笑)
数年前に行った時は、三年坂にあるイノダに。
随分歳いっちゃって、コーヒーもサンドイッチの味も分るようになって
京都と言えばイノダを思う、ここでつ。^^v
Commented by sarakosara at 2010-08-29 10:56
ここさん
いよいよ始まりました。
声はよく似てるでしょ、私自身はわからないのだけど電話で間違えてしまう方多数^^
で、ミコはどちらかというと寅さん似なのだけど
どうやら夫婦が似てるという話もあり、かなあり微妙(笑)
きっと無我夢中で
過ぎてしまえばあっという間だったねという一年なんだろうな、
元気で過ごしてくれれば何よりだと思っています、ありがとう^^

ここパパ京都の学生さんでしたか!
新婚ほやほやのここさん、どのあたりに座ったんだろ、
ほろ苦いコーヒーもきっとあま~くなったとは思うけどね^^v
三年坂にあるイノダはミコが最初に行ったところ、
イノダ本店にそんな思い出があったなんて・・
こんなところでまた繋がっていたなんて、嬉しいなあ。
新婚秘話、もっとききたいのぉ^^
Commented by mimizu-1001 at 2010-08-29 16:12
>縁した糸は必ずしも固く結ばれることばかりじゃないけれど、
>互いに心ならずも傷ついてしまうこともあるかもしれないけれど、
そうそう、時にはもつれるものね。
あやとり糸のように、一本の糸でさえもつれるのだもの。
己の心さえもつれるなら、他人様の心ともつれるのもそれは当然。
でも、それもまた縁なんでしょうね。
それを結ぶのが神様?
で、その手伝いをするのが巫女さん?
むりやりオチつけてみますた。
いずれの国でも良い縁に恵まれますように。
良縁にもね(笑)
Commented by sarakosara at 2010-08-30 06:03
みみずさん
そうそう時にはもつれる。
むしろもつれないのが不思議なのよね。
でもやっぱり一人綾取りより、誰かとあやとりしたほうが楽しいし、
人は人とかかわってこそだと思います。
だから縁がうまく結べたときはほんとうに嬉しいもの。
でも自分で結んだようで、実は神様が結んでくれているのかもね^^
巫女さん、今日から学校に出勤だそうです、
どんな出逢いがあるのか、私も楽しみ。
アメリカ英語もぼちぼち耳に慣れてきたようで、
もっかの課題はいかにして野菜を摂取するかということのようで^^;
Commented by hanakannzasi-716 at 2010-09-01 22:05
千手観音像たちの前に立ち並ぶ風神・雷神と二十八部衆も圧巻ですよね!
ミコさんの歩みがいよいよ始まりましたね!!
グッドラック!!
Commented by sarakosara at 2010-09-02 06:39
響さん
以前から一度行ってみたいと思ってきた三十三間堂だったのだけど
ほんとうに情熱というか一心に求めるものの気持ちの強さ、
風神・雷神と二十八部衆も手が届くようなすぐ目の前で見ることができて圧巻ですよね。
アートを突き抜けているという響さんの感想を私も感じてみたくて叶いました^^v

ミコもカレンダーをめくる日からいよいよ生徒にご対面みたいです、
その前日の初出勤の日にはなぜか学校で白いご飯が食べられたらしく、
幸せ~だったみたい♪
どんな一年になるのか、私も楽しみです、ありがとう^^
<< ひとつぶ種 出逢いあればこそ >>