夏色の服

今日は20代の頃に勤めていた会社の先輩のお琴の演奏会によばれ、でかけてきました。
お琴なんてまったくわからない私だけど、
しとやかに見えるお琴の演奏も、中腰になって腕を伸ばして弦を押さえたり
けっこう動きのあるものなのだなと、大きな楽器なのだと間近にみて思いました。
弦をおさえる指がしなやかに反ってぴんとのびる様子は美しいものです。

昨日は近所の保育園から運動会の歓声と音楽がきこえてくる秋晴れ、
ミコの冬物も送ったことだしと、少し夏物の整理を。
でも今週はまだ25度を超える日もあるらしく、
半そでを全部しまうのはやめて、真夏のものだけ片付けました。

以前にも書いたかもしれないけれど、
20代の頃から何度もきいてきた好きな歌に
大貫妙子の「夏色の服」という曲があります。





よく似合うと買ってくれた夏色の服を
今年もひとりで抱きしめてしまう


こんな歌詞で始まるこの歌の出だし
「抱きしめてしまう」というところ、
私はずっと、だきしめずにはいられないという抱きしめてしまうだと思っていたのですが、
実は、
抱きしめて、仕舞う。
抱きしめてから、片付けるという「しまう」らしいのです。

最初は夏物を出しながら大好きな夏色の服をそっと抱きしめる姿を思っていたのですが
今年も仕舞う、となると、もしかしたら
夏物をしまう季節、秋の歌だったのかなとも思うのです。
切ない詩とメロディーで思い浮かぶのはいつ?
案外その人が思った季節でいいのかもしれないしな。
とはいえ、作者が思い描いた世界もあるだろうし
音楽や映画、芸術や著作にしても
送り手と受け手がいる以上、作者が思うもの、込めたものと
見る側聴く側が受けるものって、案外食い違っていることもあるのだろうななんて思いました。
かく言う私は、この歌詞の事実を知って以来
夏物を仕舞う時に、この曲を思い出してしまうです。
by sarakosara | 2010-10-03 15:32 | 想う | Comments(10)
Commented by mimizu-1001 at 2010-10-03 18:58
何度か言った記憶があるけど、カミさん、お琴、準師範です。
資格(免許?)にずいぶんお金かかったって言ってました(笑)
ちなみに、カミさんのお琴(今もある)、100万ですって。
でも、、、僕のギターとそう大差(以下略)
Commented by minimiki8911 at 2010-10-03 20:24
そうそう、お琴って意外と大きいんですよね。
高校の時に琴部ってのがあって、
友人に見せてもらった時にその大きさに
少々ビックリした記憶があります。

こういう歌等は、受け取り手の感性で
良いのではないかと思います。
先日アップした島人ぬ宝も、
歌詞だけ聴けば沖縄の歌なのですが、
ワタシは日本という島の歌だと思ってるし。

小学校の時、国語のテストで
『弥吉さん(だったかな?)の気持ちをO字以内で答えなさい』
って問題に、
『弥吉さんじゃないので分かりません。』って書いて
×もらったのを思い出した・・・

全然関係ないけど(^_^;)

Commented by sarakosara at 2010-10-04 07:22
みみずさん
昨日の演奏をききながら、ちるさんもこうやって弾いているのだなあと思っていたのだけど
そうそう、おカミさんもお琴をされるんだった!
和服姿がきりりとしていたおカミさん、なるほどって感じ^^
たとえばヴァイオリンやギター、フルートとかなら
演奏の時も自分のものを使えるはずだけど、お琴はどうなんだろうな。
ピアノほどかさばるわけじゃやないし。あらたなるお琴の疑問がふつふつ。
おカミさんとお琴、みみず家のお宝ね^^v
女もすなる琴というもの、男もしてみんとてするなりって、
せっかくのお琴、みみずさんも弾いてみるとか。ギターより難しそうだもん♪
Commented by sarakosara at 2010-10-04 07:36
みぃさん
そうよね、あれはヒョイと持って移動はできそうもないなあと。
和服で正座しながらも、時々腰を浮かして手をくいっと伸ばすのを見ていたら
けっこう大きいし動きがあるのだなと、あらためて思いました。

なるほど、島人ぬ宝、みぃさんも書かれていたね^^
うん、同じ曲をきいてもその時々の気持ちや、
それから聴く人によっても色んな思いがめぐるだろうし、
その歌が好きという気持ちは一緒だし、それでいいのよね。

正直に書いたみぃさんに、私が先生だったら○つけてあげたいくらいだな^^
まぁそれじゃテストにならないだろうけど(笑)
じっくり考えれば考えるほど算数みたいに答えは出せないって思えてくるね、
その人の気持ちを推し量ることはできても、その人になれるわけじゃないもの。
そういえばスマの友達、難しい問題にだるまさんの絵を描いて提出したそうな、
手も足も出ませんって^^;
Commented by そら at 2010-10-04 08:17 x
祖母が師範でしたけど、演奏会のときは自分のお琴をもっていってましたよ。だから、車がないと大変だったみたいです。
両親は私にお琴を弾かせたくて買ってくれたお琴が我が家にありますが、ご存知の通りの私ですので(汗)
「しまう」。難しいですね日本語って。
彼の服ならば「抱きしめてしまう」かもね。情熱的なさら子さんらしいなあ。(笑)
Commented by sarakosara at 2010-10-04 19:01
そらさん
ああ、やっぱり持っていくのですか、
お祖母さまは先生だったからかもだけど、運ぶのが難儀だったでしょうね。
車でも傷んだり調子が狂わないようにとか気を遣ったのかも。
そらさんのお琴ね、なんだかもったいないけど、大切なものですね、
ちるさんが近かったら教授してもらって二人で連弾したら素敵なのになあ^^
日本語も読点ひとつ打つ場所で意味が変わってくることもあるしね、
私の場合聞き違いも多いのよ。
同じくこの大貫妙子の歌で色彩都市というのがあるのだけど
「はつらつ便り」というところをずっと「初夏だより」と聞き違いしてました。
個人的には、初夏だよりの方が好きなんだけどね(笑)
情熱的というか、後先をかえりみずだったあの頃です^^;
Commented by koko-ran at 2010-10-04 21:37
ふたつ違いの姉がお琴を習ってて、家にはお琴が立ててありました。
つめを貸してもらって遊んだ事はあるけど、習おうとしなかった親不孝ものです。^^;
玄を押さえるのも結構力がいるし、
肩もこるんだって、お休み中のかのお方も言ってた。

日曜日、私も夏物を仕舞いました。
抱きしめてしまうような物はなかったので、そのまま。(笑)
来年から夏物を仕舞う時には、この歌を思いだしてしまいそうです。^^
Commented by sarakosara at 2010-10-05 06:32
ここさん
おおっ、ここ姉上もでしたか^^
ここさんも、そらさんも惜しいっ。
私も何かひとつ楽器ができたら楽しかったろうなって思うこともあるけれど、
でも楽しくなるまで続けるのもまた辛抱がいるよね。
どこぞでくしゃみをしておられるお方の手の豆もみせてもらったことがあるんよ、
女の子のお稽古事にみえるけれど、有名な奏者には男性の方も多いし、
繊細にみえてダイナミックな楽器なのかもしれないね^^

子供の頃は母や祖母が座敷に服を広げて季節の行事的だった衣替えも
もう最近はなんとなく少しずつ入れたり出したり。
同じく、抱きしめてしまうような服はもはや・・(笑)
私もここさん思い出してくれてるかなって思い出して仕舞いそう^^v
Commented by fruitbox-55 at 2010-10-05 22:35
邦楽の楽器って特にそうだけど
しとやかそうに見える所作の影には凛と気合の入った
動きが隠れているような気がします
琴も つづみも。

優雅にたおやかに見えるその陰には…結構体力が要りそうですね^^;
Commented by sarakosara at 2010-10-06 06:07
みみなりさん
そうなんですよね、私邦楽の演奏会とかあまり聴く機会がなかったから
お琴も新鮮な気持ちで聴くことができました。
いや、聴くのもだけど、きっと間近に見たのも新鮮だったんだろうな。
和服を着てしゃんと座って、ゆっくり始まる演奏が
ふいに大きくからだを動かしてみたり。
でもその所作のひとつひとつが凛と美しいなあと^^
今回先輩の息子さんも出られてたのだけど、
朗々と歌いながら弾く曲もあって。へ~と思ったり、素敵っ!って思ったり♪
つづみも独特の魅力があるのでしょうね、あの張りのある音をそばできいたら、
こちらの背筋まで、ポンと伸びそう^^v
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