いとこ会

土曜日、日曜日と、寅さんの「いとこ会」がありました。
義母の育った小田原と、生まれた足柄からほど近い箱根でということで。
こんな集まりは初めてのこと、
こういう会があると、従姉妹たち、さぞ仲がいいのだろうなと思われるかもしれませんが、
こんな話が出るようになったのはほんの数年前のこと。
子供の頃に一緒に遊んだ記憶はあっても、
それからそれぞれに成長し、それぞれの家庭をきずいて、
ずっと疎遠になっていた方々ばかりなのです。

f0231393_1744490.jpg

義母のお母さんは義母を生んでまもなくなくなられ
長男長女をのぞいた、まだ赤ちゃんだった義母を含めた小さな子供達は
親戚の家に散り散りにもらわれたそうです。
後に生まれた母親違いの兄弟をあわせるとみんなで8人。

それから、長い長い年月が流れ
きょうだいの訃報などを機に散り散りになった兄弟の糸がまた繋がれて、
その子供達の糸もふたたび繋がりだしました。

5年前になくなった義母の後を追うように、兄である伯父も逝き、
ますます従姉妹達の集まる機会も増えて、
誰もちゃんとしたことのわからない家系図を誰からともなく書き始め、
そのうちに、ずっと若い頃になくなった末の叔母がいたということも手繰り寄せられ、
幼くして残された従姉妹もどうしているかという話になったのです。

その二人姉妹も今回初めてみんなに会いました。
まだ小さな子があるので、日帰り参加でしたが、箱根に移動する前に小田原で数時間。
それぞれが自己紹介をしてから
ずっと小さな頃に会ったことのある従兄弟が、幼い頃の二人の様子や
若くしてなくなった二人の母親である叔母のことなど
思い出せる限り話をきかせていました。

仙石原に着いた頃はもう夕暮れ。

f0231393_1753821.jpg

結婚をすると、もれなく相方の親戚もついてくる。
私は一人っ子のうえに、
私の母もまた、生まれてすぐに他人の家へ養女として出されて
結婚を機に北海道を出たので、
母方の親戚というものを、ほとんど知らずに育ちました。
おまけに父方も、やはり北海道という遠方だったためか、
親戚がわいわいと集う場面という経験をしたことがないのです。

寅さんと結婚して初めて、こんな親戚づきあいをして、
正直いって初めは煩わしさを感じなかったわけではありません。
たまたま続いたというのもあるけれど、
つい先月も寅さんの父方の伯母を囲む日があったばかり。
特に今回の母方の里の親戚はみんなかざらぬ人柄で、
人のことも自分のことのように心をくだくので、
互いにそれをありがたくも迷惑な話だと思うこともあるみたいだと、ちょっぴり本音も。
でもそれが微笑ましくも、可笑しくも感じてしまう義母の里なのです。

f0231393_1765674.jpg

今回初めて会った従姉妹が40代前半なほかは、
私の50代前半から、60代前半くらいまで10人。
ちょうど年代的に、みんな親のこと、連れ合いのことで何かしら背中にしょっている。
今回もどうして出席は無理と言っていた従姉妹が思い切って参加。
温泉に入ったのは何年ぶりだったろう、出てきてよかった~と言っていました。
実は今回すべてを段取りをしてくれた従姉妹が今一番、ずっしりと肩にかかる荷があります。
なんでもこなしてしまうスーパーウーマンで、
伯父が残した田んぼを駄目にしたくないと、すっぱりと仕事をやめて始めた農業も
なんとか軌道にのってきました。
慣れぬ田作りを始めて三年、今年はこの猛暑の中、初めて一等米が作れたと嬉しそう。

f0231393_178795.jpg

自分の母親と、同居の義母さん、二人のおばあちゃんも今回のツアーに参加しました。
90歳の母さんと、83歳の母さん、一人は膝の手術を、一人は心臓の手術を
数年前に終えたばかり。
それでも声をかけあって、小さな背中をまるめて、二人とも達者に歩きます。
母さんが前日から庭に釜を出して、木っ端を燃やして煮詰めてくれたのよという
タッパーいっぱいのイチジク、美味しくて食べ過ぎました。

落ちていく葉のそばには、もう春を待つ銀色の新芽、
何の木なのだろう、きらきらととてもきれい。

f0231393_1710199.jpg

おばあちゃん二人に合わせての行程になったけれど、
いろんな意味で、すっごくてんこ盛りな「いとこ会」でした。
毎年11月には集まることになり、いちばん若い従姉妹が
パソコンで家系図を完成させてきてくれるそうです。
もちろんわかるところまでね♪
by sarakosara | 2010-11-23 17:20 | | Comments(12)
Commented by hokkori-hime at 2010-11-23 19:58
良かったですね~
我が家もお父ちゃんの親類関係がややこしくって(笑)
祖父がなくなった折に集って、それこそ家計図を書き始めたのですよ。
私の親類関係も色々鉄火な人々が多く(笑)
まじめなのは私の父くらいで・・・・それでも正月の餅つきやなんかが思い出され。
従兄弟会良いですね^^
これからも続くことを楽しみにして11月を待たれます。
Commented by mimizu-1001 at 2010-11-23 20:12
ああ、はこ、ね。
今の季節の箱根はいいとこかい?
Commented by sarakosara at 2010-11-24 07:23
ほっこりちゃん
お父ちゃんや、寅さんの親の時代って兄弟が多いからね・・
そのうえ名前の前に地図にも載らないような独特の地名がついてたりで
○○のYちゃんとか、△△のYちゃん、こんがらかる(笑)
そのうえ養女に出された先の親の兄弟の子と生まれた家の従姉妹が結婚してたり、
めぐりめぐって振り出しにもどるみたいな^^;
ほっこりちゃんが小さな頃の餅つき、威勢のいい伯父さんなんかが仕切っていたのかしら
さぞ活気があって賑やかだったのでしょう。
来年の従兄弟会、日まで決めて帰ってきたの、気が早いったらねえ。
まぁ年末前に温泉に入る楽しみができたってことで^^v
Commented by sarakosara at 2010-11-24 07:30
みみずさん
箱根よいとこ、一度は~おいで~ あ、どっこいしょ~♪
あ、箱根じゃなくて、草津だった(笑)
箱根、首都圏からも近い温泉地なのでね、行きやすいです。
でも節約してロマンスカーじゃない普通電車で行ったら、お尻が痛くなりました。
この日も紅葉の見ごろとかでお天気も良かったし、すごい人出。
でも紅葉は思ったほどじゃなかったです。でもいいとこよ^^
Commented by shinn-lily at 2010-11-24 08:06
嬉しい集まりですね。
親戚って、煩わしいこともあるけれど、なにかやっぱりつながりがあって、ほおっておけないものなのよね。
なんとかちゃんはどうした、こうしたという話がつきなくて、
でもこういう集まりができる人たちがどれだけ世の中にいるかというと・・・幸せなことですね。

箱根で富士山が見えると、気持ちが大きくなります。
何に対してだかわからないけれど、今日ここにあることに感謝したくなります。
お天気がよくてよかったですね。
箱根の紅葉はあまり期待できません。
部分的にしかなく常緑樹が多いので。
やっぱり富士山がなによりものご馳走です。

我が家の近くを通られたのね(*^^)v
Commented by そら at 2010-11-24 08:31 x
「黒い服を着てない時に逢おうね」と約束しても、なかなか実現できないもんですよね。
だから、こうして集まれたって事自体すごい事だと思います。
親戚との付き合いは友人とはちがって堅苦しさを感じる事もあるけれど、ほどよい距離感をとって上手につきあいたいものです。
Commented by tokkun-5 at 2010-11-24 15:11
あ~たまを雲の上に出し~♪そのままのきれいな富士山やね。
関西の人間にとって、富士山はやっぱり憧れ。
新幹線に乗ってて、富士山が見えるって大騒ぎしてるのは絶対関西人だと思う。

いとこ会、いいですね。
ずっと続くといいね。
私も夫もいとこが少なくて、親戚つきあいがほとんどないという寂しい家計なの。イヤ家系。
Commented by にゃろめ at 2010-11-24 21:16 x
楽しく過ごせて良かったですね。
私は、いとこがたくさんいます。
小さい時は、おばあちゃんのお家に夏休みに集まってバーベキューをしたりしていましたが、今は祖母も祖父も亡くなり、みんな結婚して家庭を持っているので、あまり会う機会がありません。
だれに何人子供がいるかも、あやふやな感じです。
でも、なんといってもやっぱり親戚だから、会えば、昔の話をしたり近況を話したりして、楽しいと思います。
それに何となく自分に顔が似ていたりして、おかしいですよね。
私もいつか、いとこ会やりたいな〜。
Commented by sarakosara at 2010-11-25 06:06
shinn-lilyさん
そう、こうして集まれることは、嬉しいこと、幸せなことなのですよね。
でもね、ほんとのことを言うと、行く前はいっつも面倒だなぁという気持ちもあるんです。
だけど行ってみるとやっぱり来てよかった~と思う。
煩わしいからこそ、妙に愛おしかったりする、親戚って不思議ですよね。

小田急に乗っていても、富士山が見え出す頃はついそわそわと窓から探します。
実は我が家からも富士山がちょっぴり見えるのですが、
遠くからでも見えると嬉しいものなのに、
箱根から見える富士山はどーんと大きくて圧倒されるよう、
美しいなあとほれぼれして、幸せ~な気持ちになれます。
その姿をみんなで見ることができて幸運でした。
もっちろんshinn-lilyも通りましたよ~♪
そしてもちろん、どこらへんかな?って、きょろきょろしちゃいました^^
誰かのことを思う街がまた増えて嬉しいです。
Commented by sarakosara at 2010-11-25 06:12
そらさん
そうなのよね、きっかけは黒い服の時でした。
心ならずもみんなが集まる葬儀や法事、
でももしかしたら亡き人がみんなを繋げてくれているのかもしれないよね。
そして集まれば亡き人の話になる。
義母のことや、伯父や伯母のこと、
懐かしい思い出話で夜中の12時までおしゃべりしてしまいました。
私には共有できない思い出もあるのだけど、
昔、お仕置きで入れられたんだよというお蔵の話なんかにも
不思議と臨場感たっぷりにひたれたり。
一年に一度くらいは、こんな集まりもいいなあと思いました^^
Commented by sarakosara at 2010-11-25 07:12
トックン
素敵な美声をありがとう~♪
そうやね、歌のままの姿でしょ、写真は乙女峠というところなのだけど、
この日は好天気ながら、なぜか中腹付近はずっと雲の中状態でした。
関東人にとっても、富士山はやっぱり特別なのよね。
近くで見たときの裾野の広大さに目を見張り、
そして頂の美しさにほれぼれ。新幹線から見えると何かいいことがありそうだものね^^

い~とこ、は~とこ、いとはとこ~ 
寅さんが時々歌う昔流行った歌らしいのだけど、変な歌だなあとおもいつつも、
仲のよいいとこを持ってる寅さんがちょっぴり裏山しいなあと思ったり。
ミコもスマも従兄弟はふたりきりなの、ちょっと寂しいいとこ会なり。
Commented by sarakosara at 2010-11-25 07:22
にゃろめさん
あ、いいなあ。にゃろめさん、いとこさんがいっぱいいるんだ。
おばぁちゃんちにみんなで集まってわいわい、私には憧れだもの。
私は親戚は多くないのだけど、
子供の頃にはすぐ隣に住んでいた従兄弟家族があってね、
三人のいとこ達ときょうだいみたいに育ちました。
ただ引越しをしてからは、それぞれ家庭の事情があって、なかなか会えず。
三人の母親の叔母に私はそっくりでね、その叔母も今は一人暮らし。
たまにみんなが集まれば喜ぶだろうけど、叔母と従姉妹が喧嘩しちゃってて・・
頃合をみて、私も声をかけてみようかな、
ちょっと無理してでも集まってみれば懐かしい思い出話ができそうだものね。
にゃろめさんもいとこ会できるといいね^^
<< ともしび 案山子 >>