番外編 久保田一竹美術館

湖めぐりのレトロバスコースには
色々な見所があって、飽きさせない。
そんな中のひとつに、久保田一竹美術館がある。

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詳しくはこちらで。

久保田一竹美術館

久保田一竹氏は、昭和12年に辻が花染とであい
その後研究を重ねて、「一竹辻が花」とよばれる技法を発表した染織家だ。
美術館には氏のコレクションである
蜻蛉玉(とんぼだま)を展示する「蜻蛉玉ギャラリー」があってこれも美しい。
とんぼ玉とは、穴の開いたガラス玉(ビーズ)のこと
ガラスが大好きな私にはとても魅力的なコレクションばかり。
コレクションには遠く及ばないけれど
1000円台で、こんな可愛い蜻蛉玉のイヤリングがあったので購入。
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そして、何よりみごとなのが
「一竹辻が花」染め。
それが展示されているのが一千年を超す「ひば(ひのき科)」の大黒柱16本を使ったピラミッド型の建築物。
複雑な木組みで、真ん中が吹き抜けになっており
その建造物自体もとても素敵。
そこにガラスケースの中ではなく、直に着物が展示されています。
着物の中に富士山をはじめ、日本の四季が自然が描かれて
連作などは、いくつもの着物が連なってひとつの風景を作り上げている。
遠くからみた時の素晴らしさと
今度は近づいてみたときの、緻密で微細な絞り染めの点の集合。
あらかじめ出来上がりを予測しながら絞りを入れていく
ちょっと想像もつかないような作業が伺えます。

もうひとつお楽しみがあるのですが
茶房「一竹庵」のぜんざい。
とてもエキゾチックで温かみのある空間で
外の龍門の滝や、氏のコレクションをみながら
ぜんざいとお抹茶がいただける。
ぜんざいは、一竹氏のお母さまの作り方に乗っ取っているとか。
甘すぎないさらりとしたぜんざいなので
和三盆が添えられている。

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ちょうどこの頃美術館に入る頃はまだ降っていた雨が晴れてきて
木立からしたたる雫に日の光が反射し
絶妙な光景を見ることができました。
素敵なところだったのでちょっと紹介したくての番外編でした。
by sarakosara | 2013-12-01 22:09 | | Comments(12)
Commented by Gabrielle at 2013-12-02 06:50 x
日本の秋は色合いがクリアですね~。
私の持ってる唯一の着物振袖が「一竹辻が花」染め。
両親の重い思いがいっぱい詰まった成人祝い。ほかのものがいいと主張しましたが、「二十歳は着物なのよーっ」と祖父母が彼女にしてくれたことと同じことをしたい母に押し切られました。
何回着たんだろ。10回くらい着たかな。
ピンクだし、振袖だから、もう切られないのかな?なんて思いながら、タンスに眠ってます。
Commented by sarakosara at 2013-12-02 23:41
ガブさん
ちょうどフランスの黄葉を見せてもらったばかりだから、それぞれの秋の景色、それぞれの持ち味がよくわかるよね。
やっぱりフランスは色合いがシックで空気も風景も黄金色、とてもロマンチック。
日本は赤、黄、とりどりで、それこそ和服のすそ模様のよう。
この日は雨に洗い流された木々の紅葉がことのほか際だっていたのかも。
この美術館の裏山に慈母像の仏さまがあって、そこに行く道すがら自然の中に存在する色合いや造形を見ながら、自然こそ絵画やデザインのヒントの宝庫なんだなって思った。

ええっ!まさかの「一竹辻が花」。そうだったんだ^^
お母さまも、自分がご両親にしてもらったように、ガブさんにしたかったのね。
二十歳の振り袖を10回も着たなんて、お母さまも嬉しかったでしょう。
それだけ素敵なものだったのだろうな。ほんとうに和服は一枚の絵画だと思う、ガブさんの「一竹辻が花」大切な一枚ね。
Commented by Sora at 2013-12-04 14:32 x
富士山にはハラハラさせられちゃいましたね^^
でも、見られてよかった、よかった。
秋色満載の旅。私も堪能させていただきました。
旅館のごちそうは心残りだろうけれど、ひとつ心残りのことが
あると「次回は!」と楽しみにできるかもね^^
Commented by sarakosara at 2013-12-05 19:59
そらさん
ほんと、富士山中心のプランだったので、ハラハラ。
期待していた一日目に影も形もなかったので、二日目にはぜんぜん希望がもてなかったの。
富士山には何の罪もないのだけど、見えない時はつい恨み言もね^^;
二日目も予想に反して晴れ渡ったものの、結局見えたのは朝から数時間だけでした。それだけにほんとうに嬉しかったのよ。ありがとう^^
紅葉はちょうどいい時季でした。特に雨上がりがきれいだった。愛用のルミックスがこのごろちょっと不調なのだけど、それでも秋色をたくさん収めることができました。
ご馳走はほんとうにもったいない話し。その時はお料理を見るのもしんどくて、今頃写真見ながら美味しそうだぁなんて(笑)
心残りはリは次回で挽回のお楽しみね。うん、そう思いましょう^^v
Commented by oriori-marron at 2013-12-06 09:31 x
久保田一竹美術館が湖畔にあるのね。紅葉と門構えがすごい。
一竹庵の一服もとても時節とピッタリでしたね。
トンボ玉コレクションもあるとは!
とっても素敵なイヤリングね^^さらこさんに本当に似合いそうな色♪
Commented by ゆゆ at 2013-12-06 21:26 x
「一竹辻が花」染め。はじめてみました。着物というよりキャンバスみたいで素敵^^塗ってあるようにみえるけど、絞り染めなのね。丁寧な手仕事の実物を間近で見たら感動しそう。

和三盆が添えられているかなり大人の味のぜんざいも、蜻蛉玉も、久保田一竹氏という人の雰囲気が伝わってくるなあ。山梨はあまり行ったことがないけど、ぜひ行ってみたいな^^
Commented at 2013-12-06 21:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by umih1 at 2013-12-07 12:40
美しいものがたくさんで、ため息がでます。
たまに、そういうものからエネチャージしたいなぁ。
Commented by sarakosara at 2013-12-08 15:11
おりおりまろんさん
一竹美術館、辻が花ももちろんだけど、蜻蛉玉コレクションもなかなか素敵で、和の中にもうちょっと広い東洋を感じる空間でした。
この入り口の門も変わっているでしょ。
ここから中を見る時もちょうど見頃の紅葉もあいまって一幅の絵のよう。裏山にも同じような門が唐突に現れるところがあるのですが、どこか異次元にでも入る入り口みたいな雰囲気があって楽しいんですよ。
まろんさんも織物をしているから、一竹氏の染めは見応えがあると思います、新緑の頃もいいかなぁなんて思う場所でした^^
Commented by sarakosara at 2013-12-08 15:22
ゆゆちゃん
そうそう、まるで絵画のような振り袖や打ち掛けがずらっと並んでいるの。
連作でいくつも連なってひとつの風景を描いているものもあって、そんな作品は少し距離をおいてみると、その全容が見えてくるし、いっぽう近づいた時のひとつひとつの点の集合のような絞り染めがまた圧巻。
絵と違うのは絞りをすると布が縮まって絵柄が見えない、要するに出来上がりを予想しながら絞りを入れていくらしいのだけど、緻密で繊細な仕事、そこがまた醍醐味なのだろうなと思います。
蜻蛉玉もきれいよ〜♪そうとう古いものもコレクションされていて、ガラスが大好きな私にはとても魅力的だった。河口湖周辺にはまだまだ見所があるようだから、機会があったら行ってみてね^^
Commented by sarakosara at 2013-12-08 15:33
鍵コメさま
了解です^^
そういえば、鍵さまのところへお便りした日に、仕事から帰ったら鍵さまからも郵便受けに葉書が。以心伝心かな。
実は私もちょっと同じようなことを考えていました。それも一緒。
これからも細くなが〜く、ずっとよろしくね。
暖かな日が続いていたけれど、冷えてきましたね。
温かくして、身体に気をつけてね^^
Commented by sarakosara at 2013-12-08 15:40
うみちゃん
一竹さんの辻が花染めでも感じたのだけど、描いているのは日本の自然。時に大きな風景であり、時にひとつの花びらであり。
自然ってほんとうに色々なものを秘めた宝の山だと思うの。そこから人はエネルギーをもらって形にしてきたように思います。うみちゃんも忙しそうだけど、好きなことでちょこっとエネチャージできるといいね^^
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