ふたたびの京都
2014年 09月 15日
前回はミコがアメリカに発つ直前で
やはり京都。
あの時はミコと一年も会えなくなってしまうさびしさを
どこかに感じながらの旅でした。
今回はそのときにまわれなかった嵐山方面にまず向かうことに。
京都駅でちょっとした手助けを頼まれたご婦人に
ありがとうのついでに立ち話で
トロッコ列車に乗ったあと、ぜひ保津川下りをしたらいいとアドバイスをうけ
それもいいねと嵐山をめざします。
その前の週には福知山で大雨の被害がでていたり
この時も大気は不安定な状態が続いていましたが
それよりも晴れ間の太陽が照りつける厳しい残暑でした。
暑い暑いと言いながら渡月橋を渡り
まずは天龍寺。
足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため夢窓国師を開山として創建されたお寺。
暑さがすっとひくような清流が境内を流れ
春のしだれ桜や秋の紅葉の頃はさぞやと思われるお庭が堪能できます。
ひたひたと歩く黒光りする板の間や廊下を
風が通り抜け、外も通り雨。
しばらくミコと板の間に腰掛けて雨宿りするうちに
また夏の日差しが照りつけ始めました。
天龍寺から少し歩いたところ
野宮神社から大河内山荘へと至る道が
竹林になっています。
野宮神社をお参りしてから
竹林の小道へ。
太陽がこぼれる瞬間
雲に隠れた時で、色合いも雰囲気も違ってみえる。
ちょうど浴衣を着たお嬢さんと何人かすれちがい
そういえば4年前にはミコも舞妓さんになったのも懐かしい。
あの夏から4年もたってしまったのが夢のよう。
トロッコ列車の駅が見えてきた頃にまたザッと雨。
ちょうどうまく雨をさけて列車へ。
轟音をたてて山あいを走るトロッコ列車
ゴゴゴーっとトンネルを抜けるときは
インディージョーンズになったような気分。
保津峡に着いた頃にはもう日差しがもどっていました。
京都駅で親切に色々教えていただいたご婦人おすすめの保津川下りは
この日は雨の影響で残念ながら中止とのこと。
それでもラフティングは中止ではなかったようで
鉄橋の上から黄色いオールとゴムボートの人たちが見えました。
トロッコに向かって手を振る余裕。
私たちも上から手をふりかえします。
亀岡駅についたら夏雲がもりもりと空に立ち上がっていました。
田んぼをわたる風、蝉の声。
暑い!