立冬の北陸 永平寺

永平寺に着いた頃は雨も本降りになっていました。
ガイドさんは同行無し。
バスで同乗した方々と一緒に歩きます。

今回利用した定期観光バスは
正直いって利用者は少なくて
同乗者は、高校の同級生だったという
寅さんと同年代の男性3人組と
20代とおぼしき女性ふたり。
大型バスに総勢7人です。
道中、疲れたのか3人組と2人ぐみ
ガイドさんの話は子守唄に、そろってコックリうたた寝状態。
寅さんと私だけでも聴いていなくてはと
二人とも、うんうんと相づちにいそしみました。
日曜日だというのに、この様子で
旅人はなかなか思うように集まっていないように思われます。

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そんな同乗ご縁の7人
しのつく雨の中、墨絵のような木々の中に立つ
永平寺の山門をくぐりぬけたのですが
さすがに永平寺は見学の人が多くいました。

開山は道元。
福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗の寺院です。
パンフレットには寛元二年(1244年)道元禅師によって開かれた
坐禅修行の道場です。と書かれています。
その言葉のとおり、
お釈迦様から伝わった「坐禅」という仏の教えを中国で学び
それを伝えるために開いた場所だということです。

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傘松閣。昭和5年当時の天井絵をそのまま修復した
「絵天井の大広間」がまず順路のはじめに出てきます。

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磨き抜かれた廊下、
時折行列をして通り過ぎる修行僧の雲水は
引き締まった表情で脇目もふらず、ひたひたと歩いていきます。
青々と剃り上げた頭、
粗食で過ごすためか、頬もすっきりと凛々しいお顔。
まるで、そこに誰もいないかのように
まっすぐ前を見つめて歩く姿。
思わずみとれてしまいます。
スマと同年代と思われるこの方々は
全国の曹洞宗の寺院の跡継ぎの青年たちだとのこと。
長い歴史の中で、延々と守り続けられ
繰り返されてきた日々の重みを感じます。

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折しも秋の盛り。
雨に洗われた木々の紅葉が美しく
観光の人が去った夜や早朝は
まったく違った様子を見せてくれるのでしょう。

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帰りに永平寺蕎麦と、胡麻豆腐を
少し遅いお昼にいただいて、バスに戻りました。
by sarakosara | 2015-03-08 23:48 |
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