朝顔と月

今日から8月。
昨日は祖母の祥月命日で
仕事も少し落ち着いたので、休みをもらって
お墓参りをし
正式なお墓の抜魂式の日取りも決めてきました。

日中35度の猛暑日。
せっかく休みをもらったからと、
このところ気になっていた眼の症状を診てもらいに眼科に寄ってから
お墓へ向かうことにしたのですが
眼底を調べる検査で瞳孔を開いてしまったので
えらいことになっていることに気づいたのは
クリニックを出た時。

射すような真昼の陽射し。
街中がギラギラとした光の固まりみたいになって
足元も危ういほど。
ある程度の予想はしていたれど
これほどとは。

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以前アートフィルターモードで
撮っていた写真の、まさにこんな感じに見える。
眼を細めゆっくり歩き、地下鉄の駅に降りたときは
ほっとしました。

結局夕方頃まで眼がおかしくて。
それでもめげず、せっかくの休日、
お墓参りのあとはデパートに寄って
セールの見切り品をちらほらみて
デパ地下でお惣菜やスイーツを見ながら楽しみ
冷やして美味しいカップケーキをスマのお土産に
それから京漬け物のカボチャ浅漬けを
我が家と、お隣のおばさんの分と二つ買って帰りました。

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お隣のおばさんは、今年95歳。
秋には裏庭に咲く野菊を
夏はツルがのびてきた朝顔を持って来てくれます。
でも今年は朝顔の配達がなかった。

父の部屋からすぐ見えるお隣の庭で
ある日の夕方おばさんが、ビニールテープで
朝顔のツルのための支柱作りをしていたので
窓から顔を出して
「暑いですねぇ、身体は大丈夫?」
そうきくと
「もうだめかもしれないわ」
そう言いながら目を細める。
朝顔もいつもの半分も植えられてなかった。
でも私の顔をみたらしゃんと立ち上がって
「苦瓜とジャガイモをあげようね」
そう言って、ゴーヤとジャガイモをビニールに入れて持ってきてくれた。

私が子どもの頃は
仕事に毎日出かける母の代わりに
お隣のおばさんが祖母の話し相手になってくださり
私も祖母が急病の時は
お隣に駆け込んでおばさんに助けてもらった。

眼が弱って針仕事が億劫になった祖母の代わりに
私の浴衣を仕立ててくださったのも、おばさん。
それは見事な腕前だった。

夏負けしないように、何か持って行ってあげたいなと思っていた。
カボチャの浅漬け、とても喜んで
またトマトとトコロテンをいただいたという(笑)
ご家族と住んでおられるから心配はないけれど
私の顔をみると、笑って
何かあったらよろしくねって口癖のように言う。
今年の朝顔は何色だろう。
お隣の庭が楽しみだ。

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そういえば、祖母も毎年朝顔をいっぱい咲かせていたっけ。
夏月院というのが祖母の戒名
ゆうべはきれいな丸い月が出ていた。
ブルームーンだけれど
かぼちゃの浅漬けみたいな色をしていた。
by sarakosara | 2015-08-01 12:05 | つぶやき
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