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二の酉

我が家恒例、霜月の酉の市。
今年は勤労感謝の日に
いつもの鷲神社二の酉へ。
今年は深夜からの雪も予報されていた寒い日。

外で二時間近く並ぶことも想定にいれて
寅さんとふたりダウンにマフラー手袋ももってでかけたが
底冷えはするけれど、風がないせいか
思ったよりも寒さが堪えない。

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暖かな色にともる提灯の明かり
きこえてくるお囃子
露店のかけ声

並ぶ人並みの背中をみながら
この穏やかな時間が続くよう
そんなことをいつもよりも強く願った。

結婚する前の年から通い始めた酉の市。
子どもや親達が一緒の頃は
あと何度来るのだろうと考えたことなどなかったけれど
気がつけば、一年の早さが身にしみ
いつまでこうして来られるのかなと思うこともある。

あたりまえのように続いてきた日々が
あたりまえじゃないと思うことの増えたこの頃。

それでも私たちは明日に何があるか知ることができないなら
重ねる一日一日を
できれば笑顔ですごしたいと思う。

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「酉の市は春を迎える神事です」
鳥居のむこうに見えるこの言葉を
今年もみながら歩くことができたこと
威勢のいい手締めで
新しい熊手を手にできたこと
帰りに寅さんと一杯呑みに寄る楽しみ。
ひとつひとつのことに感謝しながら。





by sarakosara | 2016-11-28 19:30 | ぶらさら子 | Comments(0)

遠きにありて思ふもの


by sarakosara