平等院
2017年 02月 27日
といえば、誰しも思い出すのが10円玉。
中学生の頃、奈良京都の修学旅行の時にここへ来たのか記憶になくて、
もしかしたら毎日の買い物で慣れ親しんできた姿に、初めましてだったかもしれない。
つい数年前、屋根の葺き替え、柱の塗り直しなど
お色直しをしていたいうだけあり、
朱塗りの柱も鮮やかに水面にその姿を映していた。
父道長の別荘を寺院に改め創建されたもの。
庭園も鳳凰堂も浄土の様子を再現しているもので
平安時代の浄土教美術の頂点が集約されているという。
鳳凰堂の裏側から見上げた、鬼瓦
屋根の先端の鳳凰が西日にきらりと光っていた。
様々な楽器を手に雲に乗って浮遊する姿が
優美でとても美しい。
極楽浄土とは、どんなところなのか。
誰も知らぬその世界
しかし誰もが見てみたいと憧れるその様子を
現世に表現してみようと
そんな思いがここに込められているのだろう。
鳳凰堂のぐるりを歩きながら
水面を渡る反橋を見て
私も想像をめぐらしてみた。