待ち人来たる 仙台より
2017年 10月 15日
お父様はY君が大学生の時に病気で亡くなられ
仙台の実家にはお母様と妹さん家族が住んでいます。
5月の連休に一度顔合わせのために
埼玉にきてくださり、
みんなで食事をしました。
妹さんの息子ちゃんを連れて
東京見物も兼ねていたのに
お土産をわんさかいただいて
呑兵衛夫婦のために重いお酒まで。
そして今回は結婚式場を見ておきたいということで
先日の三連休、お母様一人での上京。
ミコ達と三人で式場を見たあと
今度は我が家の近くで食事でもしましょうと
そしてよかったら泊まりは我が家へとお誘いしました。
元三世帯の我が家、部屋はいくつでも(笑)
遠慮されるかなぁと思ったけれど
快く、それならお言葉に甘えてと来てくださって。
嬉しかった。
今回も仙台名物をお土産に。
長身ですらりとかっこいいところは違うけれど
同世代の気安さもあり、
もともとさっぱりとおおらかなお人柄で
すぐに打ち解けることができました。
二人だけでゆっくり話す機会が欲しかったので
3時過ぎの新幹線に間に合うように送りがてら、
ランチでもどうですか?とお誘いしたら
これまた喜んでと快諾。
仙台のお孫ちゃんへのお土産を買った後
探しておいたカフェへ向かいました。
Y君とミコとの出会い。
二人の子供時代のこと。
今はなきご主人のこと。
スマやシングルマザーの妹さんのこと。
震災の時のこと。
たくさん、たくさん、話しました。
Y君は仙台を心から愛しています。
また、父なき今、お母様と妹さんのことも案じている。
いつかは、できたら帰りたいと思っている話もミコからきいている。
でも、仕事のことはもちろん
ミコや私たちのことも慮って
どうしたものかと思案しているらしい。
そんな話をきいていたので
結婚前からミコには
Y君が仙台へ帰りたいと言った時は
お父さんやお母さんのことは気にせず
ついて行ってと言ってありました。
以前は娘は身近なところにいてくれたらと思ったこともあった。
けれど、私自身、父のことを大切にしてくれる人と結婚したいと思い
寅さんはその気持ちに寄り添ってくれたことを思うと
ミコにも、何より好きな人の気持ちを一番にしてほしいと思う。
ご主人の遺した会社の仕事、いつもの自分の仕事
家族のこと。
今は自分の自由な時間なんかないらしい。
「主人が亡くなってから
ますます大雑把で男っぽくなちゃって」と笑うけれど
秋風みたいに爽やかで素敵な飾らぬ人。
宮城県の有名なブランド米はひとめぼれ。
まさに娘婿のお母さんに、一目惚れ。
仙台に親戚ができたことも嬉しくて
新幹線の改札で、また今度、と手を振りました。