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ぼやいています

以前記事に、ご近所が二軒相次いで立ち退きとなった経緯を書いた話。
建物もすっかり撤去されたその空き地に、
3階建てのアパートが建つことになった。

挨拶に来たのは
業者の人で、タオル一本でよろしくと。
留守だったら、おそらく説明のチラシと一緒に
郵便受けにでも入れておかれたことだろう。

立ち退きの話があってから
こういう展開になるのは薄々予想はしていたけれど
我が家とお隣は、南側に建つその建物で
冬場二階までほぼ日陰になる。


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新しく建つ建物との間には細い道路も挟んでいるし
自分の土地に建物をどう建てようが
文句をつける権利もない。

でも、建て主は建つことになるアパートの隣
祖父母の残した土地に
10年ほど前に家を建てて越して来たのだから
ご近所である以上
日当たりに影響を受ける
うちと、お隣のおばあちゃんの家くらいは
本人たちが、一言挨拶に来るのが筋じゃなかろうか。
と、思ううちがおかしいのかなぁ。

立ち退かされたご近所が
温かなご家族だっただけに
一連のやり方を思うにつけ腹が立ち
その直後の節分に、空き地めがけて
鬼は外と豆を投げてしまった。

でも、投げてから
あまりいい気持ちがしなかった。

身に覚えのない八つ当たりされて
寒空の鬼こそいい迷惑だったろうしね。



ぼやいています_f0231393_17415500.jpg


人を呪わば穴二つ。
人を恨む気持ちは、自分も嫌な気持ちにさせるし
いずれ自分に返ってくる。
60年も生きていれば、経験則としてわかることだから
この負のエネルギーを溜め込むのだけはやめようと思った。

それに、自分の本心を問いただせば
祖父母の残したもので
ぬくぬくと暮らす人たちを
羨やむ気持ちがどこかにあるからこそ、より苛立ってしまっていたのだろうし。

何はともあれ、現状を受け入れざるを得ないのはわかっている。
この一週間、ぶつぶつぼやいていたら
どうやらだいぶ不満が消化されてきたようだ。







by sarakosara | 2019-02-11 14:24 | つぶやき

遠きにありて思ふもの


by sarakosara