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平等院

平等院。
といえば、誰しも思い出すのが10円玉。
中学生の頃、奈良京都の修学旅行の時にここへ来たのか記憶になくて、
もしかしたら毎日の買い物で慣れ親しんできた姿に、初めましてだったかもしれない。

つい数年前、屋根の葺き替え、柱の塗り直しなど
お色直しをしていたいうだけあり、
朱塗りの柱も鮮やかに水面にその姿を映していた。
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平等院は、関白藤原頼道によって、
父道長の別荘を寺院に改め創建されたもの。

庭園も鳳凰堂も浄土の様子を再現しているもので
平安時代の浄土教美術の頂点が集約されているという。


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鳳凰堂の裏側から見上げた、鬼瓦
屋根の先端の鳳凰が西日にきらりと光っていた。
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宝物館に展示されていた、雲中菩薩供養像26体
様々な楽器を手に雲に乗って浮遊する姿が
優美でとても美しい。

極楽浄土とは、どんなところなのか。
誰も知らぬその世界
しかし誰もが見てみたいと憧れるその様子を
現世に表現してみようと
そんな思いがここに込められているのだろう。

鳳凰堂のぐるりを歩きながら
水面を渡る反橋を見て
私も想像をめぐらしてみた。

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by sarakosara | 2017-02-27 20:15 |

引越し 梅香る頃

今年更新を控えていたミコの部屋。
折しも婚約者の彼も同時期に更新を迎えることがわかり
更新料も馬鹿にならない金額なので
お互いの親にもちゃんと挨拶も済んでいることだし
新居を探してしまおうかという運びになったのが
年明けのこと。

それから間もない先月末に
事後報告だけど、いいところが見つかったので
契約しましたと連絡があり
年度末の忙しい最中なので、
引越しするのならこの日しかないと決まった日取りが昨日、今日。
昨日は私も手伝いに行き
今日は職場の同僚が数人手伝ってくれる算段。

二人とも職業柄休みは取れず
どちらも独り暮らしの部屋からの引越しなので、
ほんとうにバタバタと慌ただしいことになった。

それでも即決しただけあって
ほんとうに明るい良いお部屋。
私はキッチンの荷ほどき、片付けを引き受け。
リビングと寝室は彼とミコで荷ほどき。

独り暮らし同士なので大概のものはすでにあるため
新しい買い物はダイニングテーブルのセットのみ。
ふたりで一緒に組み立てる声を
キッチンでききながら、
新しい生活が始まる初々しいときめきのようなものが
私にも伝わってくる。

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先週は荷造りの手伝い。
独り暮らし4年目のワンルームは
整理整頓されていて、荷造りもしやすいけれど
それでもダンボールがいくつも積まれていく。

一休みしようか
コーヒーでも飲みたいね。
うん、ちょうどひとパックインスタントのドリップコーヒーがあるから
入れるねと、ミコ。
あらかた食器も詰めてしまって
もう処分してしまおうかと
迷っていたカップがちょうど二つ。

まだ捨てないでくださいって言われてるみたいと、ミコが笑う。
ふたりでホッとひと息つきながら
ほんと、急に愛しくなっちゃうね、このカップ。とまた笑う。

あれよあれよと事が運び
結婚式を挙げるところからの心の準備がなかったので
急に手元から離れてしまうようで
すうっと心もとないような一抹の寂しさがある。

新居もとりあえずの賃貸だけれど
路線も二回乗り換え
何かというと行き来していた今までのようなこともないだろう。

よき伴侶を得たのだから
そのことはとても嬉しいのに。


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もう30年も前の父も同じような気持ちだったのだろうか。
それは父にしかわからないことだけれど
娘の嫁入りを一緒に祝い寂しさを分かつ妻はすでになく
ホッとする一方
手元で慈しんできた一人娘の私を嫁がせ
二十数年一緒に過ごしてきた日々を手放すこと
どんなにか寂しかったろうと思う。

自分が娘を送り出す時になって
あらためて父の気持ちに思い至る。
芋づる式に晩年の父のことまであれこれ思い出し
急にしんみりしてしまって
ミコの手前なんだか気恥ずかしくなって笑ってごまかした。

その日開き始めた父の庭の梅は
今朝はもうすっかり満開に近いほど開き香っている。




by sarakosara | 2017-02-19 17:50 | 家族のこと

中村藤吉平等院店

京都二日目。
一日遅れで出発した寅さんと、三条の駅で待ち合わせ。
京阪の宇治駅で降りる。
宇治川の流れは速くて鴨川とはまた表情が違い
橋脚に当たる流れが水しぶきを上げていた。

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遅いお昼は、Mちゃんから聞いていた中村藤吉平等院店へ。
本店も近所にあるらしい。
お正月飾りの表玄関。

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お茶の老舗が開いている食事処で
噂を聞きつけたお客さんがひっきりなしに訪れ
着いた時は一時間待ちと言われたけれど
宇治川の流れを見ながら食事できるせっかくのロケーションと雰囲気、
諦めきれずに待つことに。

待ち時間がもったいないので、二人はどこか見てきたら?と言うと
スマが、この近くに世界文化遺産になっている宇治上神社があるよと言うので
行ってらっしゃいと二人を送りだす。

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海外からの観光客も多く
待ち時間のことや名前を書くシステムわかるだろうかと少し心配になる。
私の向かいで待っていた中国人らしきおばあちゃん二人
すっかり待ちくたびれて居眠りを始めた。
その間も次々と名前が呼ばれている。
順番飛ばされていないだろうか、呼ばれても眠ってわからないのだろうか。
少しは中国語がわかるし声をかけてみようか
それともお店の人に聞いてみようか
迷っている時に、離れたところからガイドさんらしき人が
お待たせしました〜と呼びに来た。
ほっ。

さてさて、人の心配している場合じゃない
気がついたらあと少しで順番。
慌てて二人に戻っておいでと連絡する。


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やっとありついたお昼。
二人が戻る前に席に案内されたので
まだ待っている人もいることだしと思い
私の一存で三人とも、生茶ゼリイの甘味もついた茶そばのセットを注文。

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生茶ゼリイは、そのものには甘みがなくて
お抹茶の濃い味がそのまま感じられる。
添えてあるあんこと一緒に食べると
甘みとほろ苦さがちょうどいい感じ。
甘いものが苦手な寅さんも、美味い美味いと。

ツートンのランチョンマットも素敵だった。
何色か組み合わせがあって、買うこともできる。
Mちゃん、美味しかったよ♪

お腹も満たされたので、平等院へ。









by sarakosara | 2017-02-05 17:45 |