三十三間堂のお餅

今日は鏡開き。
今回の旅、お餅にまつわるちょっとしたエピソードがあったので
順不同になりますが、京都の最後に寄った
三十三間堂のお話。

私はミコと一緒の二度目の京都で行ったことがあるのですが
寅さんとスマがまだ行ったことがないから
一度は行ってみたいと。
折しも雨降りの一日になってしまったので
本堂の中を拝観できるのもちょうど良いしということになりました。


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内部の写真は撮れないのでホームページからお借りした画像ですが
ここでは見えない中尊という大きな観音様を中心に
左右にまだまだいっぱい観音様が並んでおられます。

正式名は蓮華王院 三十三間堂。
中尊を中心に左右500体の、十一面千手千眼観世音。
千手観音を蓮華王というのですが、これは観音の王という意味だそうで
蓮華王院という名にも納得でした。
1001体の観音さまそれぞれに十一面。

と、ここで疑問、十一面なら眼は一体につき22眼ということでは?
それなら千手二十二眼では?
そんなことを思って今さら調べてみたら
この千眼とは、千本の手のひらに眼がひとつついているということらしい。
で、実際は手も千本ではなく
胸の前で合掌する二本の他に40本の手があるとのこと
その各一本の手が25の世界を救うものであり
よって20×25で1000ということなのです。

その観音様たちを
28体の国宝の仏像がお守りする形で居並ぶ姿は
何度見ても圧巻。
それぞれ少しずつ表情や輪郭も違い
どこかに自分と似た観音様がいらっしゃるみたいです。

ミコと行ったのは二度とも暑い夏の盛り。
そして今回は氷雨降る冬の最中。
雨の中あちこち歩いたので靴が濡れてしまい
右足の靴下も指先が濡れて
靴を脱いで歩く本堂は冷え切っており
外は降りしきる雨音。
足がジンジンとかじかんでいきます。

と、中尊の前が暖かに明るく照らされていて
なにやら人だかり。
何かと思えば、お正月に観音様にお供えされた鏡餅のお下がりが
いっぱい積まれていて
ご自由にお持ちくださいと書かれているではないですか!
時々取り替えるのか、
お下がりのお餅がたくさん出るようなのです。

包丁は入れず開かれているので
形も大きさもまちまちですが
これをいただかない手はないねと
五つほど頂いてきました。

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縁起物だからと二つはスマに渡し
残り三つ、帰ってきてからさっそく焼こう焼こうと。
鏡開きまで待ってお汁粉にしたらよかったのだけど、待てなくて(笑)
お餅本来の味というのか、とても美味しかった。

観音様のお下がりというだけで
なにやらありがた〜い気がしてくる。
お正月あたりに行くことがあったら
ぜひ覚えておかれるといいと思います。

今朝は缶詰のあんこを開けて
我が家のお餅でお汁粉食べました。
寒い日にコトコト小豆を煮て作りたいのだけど
二人だと持て余しそうで。

でも、この冬、一度はコトコトしてみようかな。



# by sarakosara | 2017-01-11 17:19 |

京都へ

京都に行ってきました。
スマがいるうちに泊めてもらって
何度か行っておきたいねと、寅さんと話していたものの
なかなかそれぞれの都合と休みが合わず
他の約束が入ってみたりで、ぐずぐず先延ばし。

結局一年近く経ってしまいそうなので
これは思い切るしかないねと
新年の私が休みのうちにと決まった京都行き。

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今回は私が一日早く発ち
ひとり京都をするつもりだったけれど
もし、もし会えたらと思う友達がいた。
どうしようと迷って思い立ったのがもう年も押し詰まった頃。
まだ松の内なので無理はしないでね、と連絡したところ
年明けに、都合がついたのでランチしましょう
積もる話はその時に、とお返事。
やった〜と小躍りで
ウキウキ京都の始まりです。

一日目は友人と。
二日目、三日目は寅さんも合流して
スマも一緒に三人で巡った二泊三日。

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まずは初日、
友達との待ち合わせは京都駅中央乗り換え口。
2009年に会って以来8年ぶりの再会。
ぜんぜん変わらぬ笑顔が
乗り換え改札の向こうで手を振っていました。

懐かしいけれど、ついこの間会ったような気もするのは
互いの近況を知っているせい?
8年の間には色々なこともあったのに
時間はぎゅっと縮まります。

電車を在来線に乗り換えて
私のリウクエストで化野へ。






# by sarakosara | 2017-01-10 16:23 |

あけましておめでとうございます

今年も早くも五日。
今日初出勤の寅さん、いつもより少し早く出るからと
目覚ましをかけていたのに
なぜか寝過ごし。
寅さんに起こされて、え〜〜大変!
絶好調な?滑り出しでした。とほほ。

そんな我が家のお正月。
一日は家族みんな揃い、例年通り地元の氏神様を参りました。
コブシの蕾がふっくりと膨らみ
雲ひとつない空に銀色に光っていました。

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二日、ミコは大切な人の実家のある仙台へ。
同行するわけじゃないのに
私の方がドキドキ。
ミコからとてもよくしてくださって楽しかったと
ラインが届いて、ホッと胸をなでおろしました。

そして三日は父の命日。
熱燗をお仏壇に供え、
「朝酒も 今日で終いの 三日かな」
そう詠んだ父と差し向かいのような気持ちで
私もそれを一口いただき
駅伝を見終えてから
寅さんとスマと三人でお墓まいりへ。
その後スマは友達との待ち合わせでわかれ、
寅さんと二人、買い物をしているときでした。

友達からラインが入り、
同居していたご主人のお母さまが今朝急逝されたと。
奇しくも父と同じ日に。

この一月には孫息子の結婚を控えていた時
晴れ姿を見ることはできなかった
悲喜こもごもの年明け。
でもそれが人生なのだろうなとも思う。

日本も世界も色々なことがあり過ぎて
誰もが異常なことだと感じているけれど
こんな日々のニュースにも少しずつ慣れてしまうのでしょうか。
どうか時よ穏やかに流れてくださいと願うだけです。
嬉しい事ばかりじゃないけれど、
悲しい事ばかりでもない、そう思いながら。


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年末体調を崩してしばらく我が家から出勤していたミコも
すっかり元気になって自分の家に戻り
スマもさっき帰っていきました。
ちょっぴりぽっかりと寂しいなと思いながら
パソコンに向かっています。

コメント欄を閉じたままですが
今の私にはこれが一番楽な形とわりきり
時々ふっと書きたいと思うことがある、時がある、
そんなとき、やはりここがあってよかったと心から思います。

例年どおり新年の仕事は少し始まりがゆっくりなので
束の間の冬休みです。

今年もよろしくお願いいたします。


# by sarakosara | 2017-01-05 19:06 | 日々

冬のうた

ブルーとベージュのモヘアの混ざり毛糸で
もふもふに織り上げたような
立冬の朝の空。

冬がやってきた。

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そして、今年もじゅんさんのりんごが届いた。
冬が始まる合図のように
津軽からの便りのように
箱を開くと甘ずっぱい香りがいっぱいにひろがる。

赤と緑、可愛いりんご。
クリスマスカラーだなって思い
今日、リビングにもささやかなクリスマスのしつらえをした。

じゅんさん、ご家族で丹精されたりんごを
毎年ありがとう。
じじ、ばば達のお仏壇にもお供えしました。

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冬が来るとユーミンの 季節ごとの歌をまとめたアルバム
SEASONS COLOURSも
秋から冬の撰曲集に変えて聴き始める。

この中の曲、「木枯らしのダイアリー」は
自分の思い出とも重なる曲。


今朝窓を開けたら息が白くなった
あなたのいない初めての冬が空を覆った
眠っている間に

電車を乗り越して 休みにしてしまった
オーバーを着て 一日気ままに街を歩く
思い出と腕をくみ


若かった頃恋人と喧嘩して
泣き明かしてしまった翌日
仕事に行く電車の中
気持ちも立て直せないし
ひどい顔をして出勤したくなくて
会社をさぼってしまったことがあった。
そんなことをしたのは初めてだったけれど
明るい朝の景色が流れる電車の窓を
ぼんやりと見ていたことだけはよくおぼえている。

この歌の主人公のように
気ままに街を歩くなんてかっこいいことはできず
早々に家に戻り
祖母にも具合が悪くて帰ってきたと嘘をついて
会社にも祖母にも後ろめたかった。

若かったなぁと、この曲を聴くと思い出す。
昔むかしの冬の思い出。











# by sarakosara | 2016-12-11 16:45 | 思い出小箱

留萠線

今日が留萌線のラストランだと
さっきニュースで知った。
ああ、そうだったったんだ。

北海道の路線が大幅に廃線になるとは聞いていて
やりきれない気持ちがしたけれど
その中に留萌線も含まれていることは知らなかった。

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2010年、私はひとりで父の生まれた場所留萌
そして祖母の生まれ育った地、増毛を一度訪ねたくて
かねてからのその願いを叶え旅に出た。

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真冬の北海道。
ブログの友人にも会い
忘れられない旅になった。

そして念願の地へ向かう車窓から見える
真冬の凍えた風景。

でも私の心は温かな想いにいっぱいで
涙がこぼれ、幸せな気持ちに満ちていた。

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線路の果てるところ。
そこは私と祖母をつなげる場所。
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地方の廃線は何も北海道に限ったことではない。
企業も利用者が少ない路線は採算が合わず苦しいのもわかる。
代替輸送の手段は色々考えられているようなので
致し方ないことなのだろうか。

雪のない都会
そして頻繁に電車がやってくる街にすむ私には、
そのほんとうのところは、きっと理解し得ない。
でもね、切ないよ。

大正10年から走り始めた留萌線。
その翌年に留萌で生まれた父
町は活気に満ちていたのだろう。
95年間、お疲れ様。
祖母の育ったところへ運んでくれた留萌線、ありがとう。


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# by sarakosara | 2016-12-04 21:51 | つぶやき

師走の干し柿づくり

関東地方で54年ぶりに11月の雪が降った日の夜
お隣のおばあちゃんから
渋柿だけれど、干し柿にすると美味しい柿があるの
要らない?と電話があった。

お隣に生った柿の実だ。
甘柿は毎年もらうのだが
渋い方は今回初めていただく。

さて初挑戦の干し柿。
初めてだったのでカビないか心配で
熱湯をくぐらせた上に、焼酎で表面を拭いてから
芯に紐を結んでベランダに干した。

前日の雪がまだ屋根に残る翌朝
キンと冷えた空気が
柿の肌に染み込み
少しずつ美味しくしてくれるようでワクワクする。

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ミコが体調を崩して帰ってきている。
先々週から具合がよくなかったのだけれど
無理に無理を重ねて拗らせてしまった。

どんな仕事もそう簡単に穴を開けるわけにはいかないが
教師は子ども相手の仕事なので
より一層責任感で休めないことが多い。
一人の先生がひとクラスの授業をほとんど受け持つ小学校はなおのこと
無理をしても仕事に行ってしまう。
代理の先生がみてくれないの?ときくと
よほど長期の入院とかでない限り
担任が休みの間は自習になってしまうとか。

今様子見だけれど
腎盂炎を起こしてしまうと
入院も考えなければならないようだ。

学期末の忙しさに加え
家庭をまだ持っていない20代後半の働き盛りは
各主任業務も請け負って
山ほど任されていることがある。

小柄で細いミコだけど
タフで頑張りがきくところが取り柄だったのに
ああ、こんなこと初めてだよ
情けないなぁと嘆いている。

走ってばかりじゃ疲れも出るよ。
そんな時期だったのよと励まし
身体を壊しては元も子もないんだからと言い聞かせる。

週末、半ば強制的に我が家に連れてきて休ませていたら
ほんのすこし楽になったようだ。
明日からはまた学校。
今学期もあと少し、無事に乗り切れるだろうか。

一週間たった干し柿は
良い色合いになってきた。
美味しく出来上がる頃はいつもの元気なミコに戻っていますように。












# by sarakosara | 2016-12-04 17:04 | 日々