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時を追うごとに

結局地震のあった夜は夜中の12時過ぎに寅さんが帰宅しました。
無理して帰らないでとメールをしてあったのですが、それも届いていなかったようで
途中まで数人で相乗りさせてもらい、それから歩いて帰ってきたようです。
夜は一人だと思い、何も食べてないことに気づいてどうしようかと考えていた時だったので
顔をみて心底安心しました。

昨日は一日中片付けに追われました。
まだ三階も全部は終わっていなくて、二階は手付かず。
それでも階がさがるごとに被害は少なくなり
父のいる一階がほとんど被害がなかったのがほんとうによかったと思いました。
やっと布団に入っても、
家中のものがガッチャンガッチャンと音を立て落ちていく様子が目に浮かんで
なかなか寝付けませんでした。

昨日は片付けの手を休められなかったのでずっとラジオをかけながらの作業。
きりが無いねと、夜の7時頃になってスーパーに行ったら、
卵も野菜もお豆腐もありませんでした。
からっぽになった棚には地震のため入荷がありませんの立て札。
我が家のことでてんてこ舞いしていましたが、
その文字をみて、あらためて地震の大きさを実感しました。
とりあえず適当にあるもので済ませようと
やっと片付いた台所で簡単に夕食の準備、
ガスがつき水が使え、灯りがともり、夕食の準備ができるありがたさを思います。
二日ぶりのお風呂に入り、寅さんと二人で食卓についてやっとまともにテレビを見て呆然。
その惨状に言葉もなくします。

人間がひとつひとつ作り出していったものが、こっぱみじん。
やっと築いた家も、丹精した畑も、家族も思い出も一瞬にしてのみこんでいく津波。
それをなすすべもなくみつめる人たち。
海に囲まれた地震国の宿命なのかもしれないけれど
あまりの光景に我が目を疑う思いです。
ひとりぼっちになっちゃうよと泣く人。
命からがら助かっても、家族も家も失った人。
かける言葉もみつかりません。
原発の事故も重なり、これからどうやって復興していくのか途方に暮れる思い、
時を追うごとに被害の大きさ、地震や津波の凄まじさがひしひしとせまってきます。
まだ何も考えられない今だけど、
支えあうのも人、そしてここから立ち上がっていくのも人だと信じたいです。
少しでも早く、少しでも多くの命が救われますように。
Commented by のんのん at 2011-03-13 08:36 x
おはようございます。
ほんと今回の地震の被害の大きさに
胸が詰まる想いです。
さら子さんご家族が 無事でいられたことに
ほっとしました。
まだまだ片付けなど大変なことも多いでしょうが
体に気をつけて頑張ってくださいね。

スマくん 無事到着されてよかったですね^^
Commented by keymyall at 2011-03-13 09:05
おはよっ、、、、、
妹宅は、浦安にありますが、家が傾いていて、ガスも、水もまだ駄目だそうです。
ウチに来るように話しましたが、、、、
それにしても、被害の状況が分かるにつれて、本当にすごい地震であった事が分かり、驚くばかりです。
長い時間をかけて築き上げたものが 一瞬にして無くなるなんて、、、、
人が生活していたその場所が、全く無くなるなんて、、、、
あまりの酷さに、考えることすら出来なくなるほどです。
sarakoさん、、、、、ご家族が無事で良かったですね。
Commented by mimizu-1001 at 2011-03-13 14:04
>命からがら助かっても、家族も家も失った人。
これがねぇ・・・。
無事でよかったですね、、、って言えないですもんねー。
Commented by koko-ran at 2011-03-13 14:54
ご主人の無事のご帰宅よかった、ホットした事でしょう。
一階と三階でそんなに違うなんて、
お父様が無事で、さら子さんに怪我がなくて、本当によかった。
成田の様子も気になってました、8時間も待ったんだぁ、
飛び立ててよかった、
この旅行は、ミコちゃんとスマ君にとって大切なものなんだよね、
スマ君の顔を見るのが楽しみだね、無事の帰宅も祈ってます。

時追うごとに、本当に何て事が起こったんだと、唖然。。
Commented at 2011-03-13 15:23
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by chirumegu at 2011-03-13 17:10
・・・・


言葉も出ん(ノДT)アゥゥ
Commented by mikokoro-n at 2011-03-14 08:13
無事なご様子、ブログを拝見して安心しました。
関西はいつもと変らない日常で、温度差を痛感します。
ただ、時を経たとはいえ大地震を経験したので
ニュースを見るたびにその時のことが思い出され
皆さんのつらい思い、絶望感が少しはわかります。

私は地震の直後、一生懸命家の中を片付けたのですが、
もっと街をみていたほうがよかったかもしれない・・・
と後悔しました。

これからも大変でしょうが、
ゆっくり・・・ゆっくりしないと
力がもたないですよ。

少し肩の力を抜いて・・・ね。
Commented by sarakosara at 2011-03-14 11:34
のんのんさん
ありがとう^^
おかげさまで父も私達も元気にしています。
ほんとうに東北地方の方々の惨状を思うと
何てことが起きたんだ・・と言葉もないですよね。
昨日も一日寅さんと片付けして、我が家の弱点もよくわかったねと話してたの。
今日から計画停電とかだけど情報も混乱
電車も最初最寄の駅は動いてなくて車も渋滞、寅さん東京まで自転車で向かいました。
まだまだこれから色々な影響も出てくると思うけど、
東北地方の方々に少しでも協力と思ってがんばります、ありがとう^^
スマも現地の方に日本は大変だねと優しい言葉をかけてもらったとか。
スマ達もこちらのことを心配していました、
こんな時とちょうど重なってしまったけれど、まずは無事に着いてよかったです、ほんとにありがとう。
Commented by sarakosara at 2011-03-14 11:44
keymyallさん
妹さんのところ大変でしたね・・
お姉さんの言葉、どんなに心強かったでしょう。
浦安あたり地盤が少し弱いのかもですよね。
我が家のあたりも水田だったところで、地盤はけっこう弱いみたいで、
揺れ方も少し場所が離れるだけで違ったり
またマンションの多いところ、友達のところも住んでる階、
建物の立ってる向きなどによっても被害がほんとうにまちまちです。
ほんとうに東北地方の被災された方々の不安はますますつのるばかりのようで、
私達の想像をはるかに超える状況。
これからまだまだ私たちも考えていかなくちゃならないことがいっぱいありそうですね、
家族が無事だったことにほんとうに感謝しなくちゃと思います、ありがとう^^
Commented by sarakosara at 2011-03-14 11:48
みみずすましさん
かける言葉がないというのは、まさにこんな時なのでしょうね。
場所柄なのでしょうか、
被災された方々にお年寄りが多いのも気がかりです。
どんな辛い思いをされていることかと思います。
Commented by sarakosara at 2011-03-14 12:05
ここさん
帰らなくていいからとメールはしたけれど、
寅さんとメールが通じたのは最初の一回きり、
どうしてるだろうと気がかりだったので、顔をみてほっとしました、ありがとう^^
>一階と三階でそんなに違うなんて・・
ほんとうに想定外。
父のところは引き出しが飛び出したり棚の上のものが倒れる程度だったのだけど、
我が家は観音開きの食器棚のものはすべて散乱破損、テレビも電子レンジも床に落ちて
洋服ダンスや冷蔵庫も勝手に歩いちゃって^^;
でもかえって弱い部分がきっちり見えてきてただいま色々改善中です。
スマも成田で遭遇、すぐに大丈夫ですか?とメールをくれてほっと。
うん出発できてよかった。ミコもね、こんな時に申し訳ないですとメールをくれたけど
せっかく行けたのだから楽しんでらっしゃい、
でも被災された方々のこと祈ってねと返信しました。
私達にはそれくらいしかできないのだけどね、ほんとうに何てことが起きたのでしょうね。
Commented by sarakosara at 2011-03-14 12:08
鍵コメさま
また色々状況が変わってくるかもなのだけど、
家族のことなど考えあわせながら様子をみてみますね^^
Commented by sarakosara at 2011-03-14 12:13
ちるちゃん
今朝ちるちゃんの記事を読んで、
「さびしいとき」を読んで涙がぽろぽろ。
私達には何もできないって思うけど、でもできることもきっとあるよね。
みんなが少しずつでも応援していかなくちゃね。
Commented by sarakosara at 2011-03-14 12:29
みこころさん
ありがとう、父も家族もみな無事でした。
最初の夜もとりあえず無事だったことだけ伝えようと書いたけど
ふわふわと何してるのかわからないみたいでした^^;
自分が体験してみて初めて実感できることもあるんですね、
阪神淡路の震災、どんなに大変だったでしょう。
あの朝の光景がこんどの光景に重なってみえました。

片付けも最初は何してるのか慌てていたのだと思います、
あっという間に食器のかけらで指を切ったり、
和室のドアが倒れた物で開かなくてそこにずっとこだわっていたり。
たぶん目の前のことでいっぱいなのだろうけど、
今思えば少し遠くをみる気持ちをもつことも大切だったのかもですね。
今朝のスーパーは買出しの人でごったがえしていました。
今日からは計画停電ということだけど、今のところまだ実行されていない様子。
電気に頼る生活だということも実感してます。
でもみんなが少しずつでも協力していかないとね。
あの震災を経験したみこころさんの言葉、とってもあたたかいです、ありがとう。
Commented by bh2005k at 2011-03-14 18:14
sarakoさんご主人が 帰られるまで心配でしたね。
連絡もままならないと 不安ばかりがつのります。
ほんとうに ほっとなさったことでしょう、よかったですね。

ミコさんは ひとりで案じるより弟くんがご一緒で 何よりでした。
遠く離れたところで 心細いのは辛いことですから。
それにしても、刻々と悲惨な状況がわかってきて、胸が痛いです。
何が出来るかわからないけれど 何かお手伝いできる時がきたら、がんばらないと。
それまでは 無事でいるように心がけ、祈るしかないですね。
sarakoさん、お身体 大事にしてくださいね。
Commented by sarakosara at 2011-03-15 08:00
チェイルさん
やはり、こんな時は家族の安否がいちばん気がかりになりますね、
被災された方々もご家族の安否や、自分達がこれからどうなるかの情報
それがいちばん欲しいのだと思います。

ありがとう、ミコとスマも今回海外から日本の状況をどう見たのだろうかと思います。
二人で何を思ったのか、いずれにしても大変な時に二人旅になってしまいましたが
一緒にいられたことはほんとうによかったと思います。
チェイルさんも大変でしたね、液状化を目の当たりにされ
それでも落ち着いて取るべき行動をちゃんと考えて。頼もしいなあ^^
昨日はお隣の屋根の一部が破損しているのに気づいて(今頃なのですが)
報せに行ったら私が小さな頃からお世話になってる90歳のおばさんが留守番
お嫁さんがこの地震で体調を崩したとのこと、しばらく話し相手になってきました。
ちょっとずつでも声をかけあうこと大切ですね、
チェイルさんこそお疲れが出ないように気をつけてくださいね、
私は元気にしてます、ありがとう^^
by sarakosara | 2011-03-13 07:12 | 想う | Comments(16)

遠きにありて思ふもの


by sarakosara