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なんじゃもんじゃ

友あり遠方より来る、
それはもう二週間前のことでした。
ご主人の出張に合わせて上京のここさん、
書くのがすっかり遅くなってしまったけれど、
まるちゃんと、三人でたっぷり歩きまわった一日、楽しかったね。

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ふりだしは、葛飾柴又、寅さんのふるさと。
暑い日だったけれど、よく歩いた、歩いた。
ツアーガイドはまるちゃん、
互いにもう気心の知れた同士。
一年ちょっとぶりの再会にも、つい先週会った友達のように、面倒な挨拶は抜き。
いきなり立ち話で本題に突入(笑)
いやいや、みんな暢気なおばさんみたいだけど、
それはそれなりに、それぞれ想うこともある。
そこを突っ込みすぎず、でも共感もし、一緒に笑う。
ありがたいな。

押上駅で降りて、
そ~らを押し上げる~♪ スカイツリーをみあげる。

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口をあけちゃだめよ~
そんな声がどこからともなくきこえる、
気がつけば、見あげる人はみんな口をぽっかり。
人の構造上そうなるのか、
自然の摂理でか?口はぽっかりと開きがちになるらしい。
だれもかれも間抜けな顔して見上げる日本一のタワー、
ああ、これってもしかして、ちょっといいかもしれない。


そこからほどない浅草へ。
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大きな小舟町の提灯をくぐり、
みんなが右に見えるスカイツリーを撮るときに、
天邪鬼は左を見て五重塔をシルエットにする傾きだした西日の方を向く。
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暑い、暑い、喉がからから。
ってことで、しゅわっとソーダだ、そうだ。
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2月に来たちるちゃんとは、日の出桟橋から浅草へ来た
そして、今回は夕暮れ時、浅草から日の出桟橋に向かう。
夏の名残の湿った風を切りながら、隅田川を海のほうへ。
ぐんと首をのばして、また空を見る、
すこうし潮の香りをふくんだような風。

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そしてゴールはここさんのリクエストで、月島もんじゃへGO!
まる子師匠がご自慢の腕をふるって、焼き上げるもんじゃ、

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よく冷えたビールが美味しいよ~
それなら、こんどは私が、と
ここ先輩が、師匠の見よう見まねでキャベツをざくざく、
ああでもない、こうでもない、にぎやかに月島の夜は絶好調。

共通のブログの友人、トックンの話もした。
素敵な人だよね、ここさんの言葉に、まるちゃんも、私もうなづく。

それから一週間、トックンのブログ休止の報せを読んだ。
すーと秋の風が吹き抜けていくようにさびしかった。
それからまた一週間、私も毎日考えた。
ありのままの気持ちを伝えた記事を、ここさんも、まるちゃんも書いていた、
二人の気持ちを読みながら、私も同じ気持ちだよと思いながら
自分がそれを言葉にすることができない、
ここで待ってるからねと、言える自信もないし
私自身が迷いのさ中にあったから。

我が家の生活のリズムが9月から変わり、朝も晩もなかなかパソコンに向かえない。
父との旅行を終えてから仕事も忙しさを増し、
以前は早起きをすれば、6時頃までは自分の時間だったけれど、
今はミコの出勤が早くて、その時間を確保するのが難しい、
夜は夕飯の支度を終える頃寅さんがもどり、
10時過ぎに残業を終えたミコや、研究室が始まったスマが帰ってくる。
へろへろに疲れきったミコの今日の話もきいてやりたい、
パソコンに向かって背を向けたくない。

でも、きっとそれだけじゃないんだと思う。
たしかに物理的に時間がないというのもある、
でもそれだけじゃない、
なんだかブログに向き合おうとする気持ちがわいてこなかった。
どうにも、こうにも、にっちもさっちもいかない気持ち、
なんじゃ、もんじゃ。

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でも迷いに迷いとりあえず出た答えは、
やはりここで私の思いと日々を少しでも書いていこうということ。
遠くにいる友達に、
そして言葉を交わしたこともないけれど、ここを読んでくださる方へも、
今の私のことを少しだけでも届けたい。
でもできるだけ、しんとひっそり書いていきたい、
みんなに忘れられて、
でもある日、ふっと思いだしてくれたら、
あ、そうだあそこどうしてるだろう・・って思ってのぞいてくれたら
まだ細々と書いている、そんなブログになれたらなぁと思っている。

だからトックンに言うよ、ここで待ってるからと。
あなたの記事を読み返してやっぱり思った、
いい記事だなって。
まるちゃんと、ここさんに会った時にも言ったんだ、
トックンの記事を読むと、私も何か書きたくなるんだって。
そうだよね、ここさん、まるちゃん。

あなたは、誰も知らない新しいところで
自分の書きたいことは自分だけの記録として自分のために書くと決めたけれど、
それまでにどんなに迷ったかと思います。
いつも迷っている自分がいるから、
それを引き止めるつもりはないの。
公開で書くのが、ほんとうにしんどい時があるしね。

でもね、こんなふうに、誰かを思って書くことも幸せだよ、
いつかそんなふうに思う時がきたら、また読ませてほしいな。
気長に、気長に待っています。

そして、つないだご縁はいつまでも。
ここさんと、まるちゃんと、三人で歩きながら、トックンとも、またこうして歩きたいと思った。
それはきっと、二人も一緒。
だから、この記事をトックンのために書いたといっても、
二人は納得してくれると思っています。
そんな出逢いなんだよ、うれしいね。

一緒の風に吹かれながら、また歩こうよ。
そして、からからになった喉によく冷えたビールを流し込んで
ああ、しあわせ~って言おう。

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by sarakosara | 2011-10-01 17:27 | ぶらさら子

遠きにありて思ふもの


by sarakosara