わたしの桜
2012年 04月 15日
桜は花の期間が短いから
ああ、見に行かないと散ってしまうかもと、
なんだか気が急いて、
そして見に行ってしまうのかもしれない。
今年は先週の日曜日に7分咲きくらいだったけれど
来週はもう無理だねと、寅さんと近所の土手の桜を見に行った。
土手の草っ原にシートも敷かずに座ってお弁当を食べた。
風が強かったけれど、
土手滑りをする小さな子や、
転げないように一緒に走る若いお父さんを微笑ましくみながら
二人でのんびり桜をみた。
そして火曜日、明日から仕事という日。
ポカポカ陽気で桜は満開と思われ、
そうなると、そわそわと落ち着かない。
実は私の町のお気に入りの桜があるのだけれど、自転車で15分ほど。
他の用足しもあったので、反対方向だから、さらにもう少しかかる。
あぁ、もういいかな。
半ばあきらめかけたけれど、用事が済んでみると
上着が要らないほどの陽気に青い空。
どうにもこのまま帰るのはもったいなくなった。
えいっと、自転車を走らす。
そこは小さな川沿いの桜。
川と言っても町の中の小さな流れでコンクリートの護岸はしてあるし
風情という言葉はあまり似つかわしくないのかもしれないが、
なぜか私はこの桜が好きなのだ。
ここは、町工場や倉庫の並ぶ場所。
ところどころマンションもあるが、人通りは少ない。
お昼休み前の道は人影もなく、満開の桜だけが迎えてくれた。
川沿いを自転車でゆっくり走る。
ずっと続く桜並木の終わりまで行くつくと
そこから反対側の道にまわって、今度は自転車を押して歩く。
見上げて、見下ろして、桜を身体中で感じてみる。
少し歩いては、自転車をフェンスに寄り掛けて
水辺に身を乗り出したり
ふ〜っと、身体をもたせてみたり。
誰も見ていないから、思う存分変な人になって桜と気持ちで戯れる。
ああ、この場所、この時間が好きだ。
時折花びらが落ちてくる。
さくら、ひらひら舞い降りておちて〜♪
そんな歌を頭の中で口ずさむ。
私のお気に入りの桜。
ひとつは、滝山城址公園の山桜。
葉とともに咲く、霞むような薄墨の桜。
そして、谷中の桜。
墓地の裏道にひっそり、たわわに咲く桜は風情がある、
なぜかお墓に桜はよく似合うと思う。
ここは、はらはらと花びらが舞い散る頃がよい。
そして、前述の倉庫沿いの桜。
どいうわけか、私は倉庫のある風景が好きだ。
港のそば、運河沿い、こんな小さな町の倉庫もいい。
ぶっきらぼうなように見えて、ちょっとロマンを感じる。
もしかして、私だけかもしれないけれど。
たっぷり桜を満喫した帰り、
買い物のついでに桜餅を買った。
スーパーのだけどね、散歩帰りにいただくとじゅうぶん美味しい。
しかし私の中では
これは桜餅というより道明寺。
道明寺は大好きだけれど、
昔母が買ってきた道明寺は椿の葉ではさまれていた。
私の桜餅はやはり、長命寺の薄紅の皮でくるまれたものを言いたい。
まぁ、へりくつはともかく、
桜の季節に味わう桜の香りは格別。
桜の歌で好きなのは、これ♪
そして桜前線は北をめざしていく。
人それぞれの想いを乗せて咲き、散っていくのでしょうか、、、、、、
短い人生を駆け抜けるのも、
長くいろんなものを背負って進んでいく人生も、、、、、、、
それぞれの運命なのでしょうね。
想いを残す人も、多い事と思います。
私は、、、、、、、、『生きた証』を、家族に残していければ、、、、と思っています。
sarakoさんの好きな さくら。
観られて良かったですね ^^)
工場ちかくの桜、今年もきれいですね。^^
指を骨折してしまったので、ひな祭りに桜餅や道明寺がつくれませんでした。(涙)
このあいだね、友達と桜の話になって
どの花だってそれぞれ無心に咲いているのに、桜ばかりがなぜ別扱いなんだろう、でも、やはり咲くのを待ってしまう。
そして咲くとそわそわ落ち着かない、不思議だねって。
ひとつには、ちょうど冬から春になるころ、
ああ、今年も春だねっていう喜び。
またさよならの季節のさびしさ、色々な人生の節目の頃に咲くのもそれぞれの想いが重なりやすいのかもしれないですね。
命の重みに違いがあるわけではないのだけれど、花で言えば盛りの頃に手折られるように命を落とすのはいたましいなあと。
明日のことは誰にもわからない、わからないからみんな日々を過ごしていけるのでしょうね。
私も誰かの心に少しでも残ってくれれば、それでじゅうぶんです^^
この桜、今年はほんとうによかった、森林浴ならぬ、桜浴してきました。
咲いてるうちは、なんだかそわそわと落ち着かなくて、
咲き終わってちょっとほっとしています(笑)
そうそう、ちょうど火曜、水曜あたりが満開だったものね。
私も仕事があれば諦めもついたのだけど、
幸か不幸かお休みで、今日を逃したら‥それ!って^^
ここの桜、いつも気になって。
でも休日だとやはり人が出ているから、
この平日の午前中、ぜっこうのひとり花見日和だったみたい。
そらさんとも何度か一緒に見た桜がありましたね、
昨日もちょうど目黒に行く用事があったのだけれど
そらさんと庭園美術館の桜を見たなって思い出していました。
この道明寺も見ながら、やっぱりそらさんのことを思い出していたの、
そらさんの桜餅や道明寺はもっとやさしい色
ほんとの薄紅しているなって^^
今年は 桜が咲くのを待ち遠しかったですね。
咲き始めたら あっという間の出来事になっちゃって。。。
そう言えば さくらの木の下には死体が ・・・ なんて、ドラマだったか小説だったか忘れちゃったけど、そんな話が 頭に浮かびました。
でも 内容はすっかり忘れていて ・・・ コマッタネ!
sarakoさん、身体中にさくらをすい込んで素敵な日になりましたね。
さくら吹雪、花びらと戯れる心地よさは 私も大好き。
さくらのお菓子は だんぜん桜もちがいいなぁ~*
洋風のものも多いけど 私は頑固なほどに桜もち派なんです。
今年もおいしい桜もちが食べられて よかったぁ~! と 思っている私です。
家の山桜も 散り始めました。
そろそろ、さくらの季節と お別れですね。
咲子さんの感受性、お母さんのきもち。
。。。
桜は、みなのこころに何かしらの思い出を刻むものなのですね。
人通りのすくない道に咲く桜の木は、さらこさんの「大好きよ」という気持ちが嬉しかったでしょうね^^
木も生きていて、喜怒哀楽があると思います。
寅さんとのお花見も、私のさくらもひとりじめ出来てよかったね^^
桜は毎年咲くけど、その時々でおかれた環境が違えば桜を見て想うことも違うのかな、
さら子さんの桜の記事はいくつも読ませてもらって来たけど、
本当に書くことが好きで、詩人だなって思う、ステキ♪
>桜餅というより道明寺。 なんだあ??
私からしたら、どっからどうみても「桜餅」
ここら辺では長命寺の薄紅の皮に包んだ桜餅とやらは、見かけないん米、
桜餅に家風、いや菓風があったとは!
知らないことだらけのここ、さら子さんのおかげでまたひとつ賢くなったわ^^r
sarakoさんの幸せがづーっと続きますように。
穏やかな日々がづーっと続きますように。
そんな風に祈りながら、桜三部作を読みました。
それぞれの春、それぞれの桜、
そんな風に桜を愛でているうちに、ほら、もうすぐ薫風の皐月ですね。
こんばんは^^
ほんと、今年は待ち遠しかった。
あんなに寒かった冬なのに、さほど遅れることもなく桜は咲くのですね。
桜にちなむお話多いですよね、坂口安吾の桜の森の満開の下、どんなお話だったかな。
梶井基次郎の「桜の樹の下には」も、かなあり怖い^^;
満開っていうのが、キーワードかなって思います。
人気のないところで見る夜桜なんか、ちょっと妙な気持ちになるかも。
友達は花ばかりで樹がいっぱいになるのが気持ち悪いなんて言うんですよ(笑)
でもあの花吹雪は桜ならではですよね、ぼーっとしてしまいます。
チェイルさんの家の山桜のお話をきいてからもう一年、早いなあ。
今年こそは私も大好きな山桜を見に行こうと決めていたのに、
やはりバタバタと色んなことがあって、またしても見送りでした。
正真正銘の桜餅で春を愛でてきたばかりのチェイルさん、
私も餅ろん?だんぜん桜餅派ですよ^^
世の中に絶えて桜のなかりせば、の歌どおり、
この満開の桜を思い切り吸い込んで、今年の私の桜はおしまい。
のどかな春がやってきそうです。
うん、私もぽろぽろ。
お姉さんのうみちゃんは、さっこちゃんになり、
お母さんのうみちゃんは、さっこちゃんのお母さんの気持ちになったのね。
誰もが自分の思いと重なるところがあるのだろうと思います。
桜の花も駆け抜けていくけれど、ほんの二週間たらずの時間の中で色んな人の色んな思いが交錯するのでしょうね。
物にでも大好きよっていう気持ちが通じるような気がするの。
うみちゃんが言うように、小さな川沿いの満開の桜、大好きという気持ち喜んでくれたかな。
ほんと、いつものように咲いてくれてありがとうなのよね。
何にでも命が宿り、心があると思う、喜怒哀楽もきっとある。
私もそう思います。
ありがとね、今年の桜は結局みんな近場の桜になったけれど
いい桜だったなって思います。
一年前は桜を見ること自体胸が痛むようで、
桜の花に何の責任があるわけでもないのに、見るのがつらかった。
でも今年は理屈抜きに心から愛でることができた、
まだまだなことは満載だけど、桜をまっすぐに見ることができたなって思います。
最近書きたいことが次から次で。
でも、時間はなかなかとれないし、いざパソコンの前に座ると
さっきまで思っていたことが、すらっと言葉にできない。
頭の中の言葉が、思いついたままぞろぞろ文字になってくれる機械でもあればいいのになぁなんて妄想することも^^
うふふ、どっからどうみてものここさん、間違い無し。
関西以西では桜餅といえば道明寺らしいよ。
で、関東では長命寺の桜餅が定番。
どうやらぜんざい談義ふたたび?
とはいっても、こちらでも道明寺が桜餅のケースはどんどこ増えているみたい、
私もここさんの、ここしらで、賢くなっているひとりでござりまする^^
ありがとう^^
リリーさんに祈っていただけたら、
たぶんずっと幸せが続きそう。
今日もね、さっそく寅さんの体調、今のところ問題無しだという結果がでたって
嬉しそうに帰ってきました。
桜三部作なんて、素敵な命名もうれしい。
桜の季節になると、どうも落ち着かなくて
そして、何か書いておきたくなる。
さっこちゃんの本はスマの部屋に一人ででかけた時に読みました。
訳あって冷蔵庫と格闘してから
穏やかな日差しのなかで、ひとりでしばし読書の時間でした。
鍵を閉めて部屋を出て、バス停に向かう道に桜並木があるのだけれど、
まだ開きかけのつぼみでした。
なのに、もう葉桜、早いなあ。
これからのまぶしい新緑も大好きです、日に透けるもみじの柔らかな緑。
薫風、風薫るって素敵な言葉ですね。
さら子ねーさんの桜も別嬪さんだあ。
私にも好きな桜があります。普通の桜なんだけどとてもかわいいの。
桜の名所に行くと迫力がある1本とかあるけど、
なぜか落ち着かなくて、
やっぱりお気に入りの桜が一番だなって思ったり^^
桜餅つやつやで美味しそう。おなかの中もお花見かも♪
子供の頃、桜餅といえば道明寺の1種類しか売ってなくて、
関東にきてはじめて薄紅の皮でくるまれた桜餅をみて驚きました。
あ。私のおなかの中のお花見をすっかり忘れてました。
私も買いに行かなくちゃ^^
こんばんは、
ゆゆちゃんの別嬪さんの桜も見せてもらいましたよ^^
ほんと、可愛い桜。
有名な桜もそれは素敵だけれど、自分だけの特別な桜があるって素敵なことね。
春だけじゃなく、夏も秋も枯れ木の冬もすぐそばにいるからかな。
桜が終わってなんだかほっとするって、ゆゆちゃんも同じようなことを考えていて可笑しいやら、うれしいやら^^
でも油断禁物、まだ八重桜があったことを忘れてました。
私の通勤道の秘密の花園の八重桜、一昨年ばっさり枝が払われてしまったけれど、今年ももうじき開きそうなの。濃いピンクじゃなく薄ピンクのふわっふわの八重。
以前の降るようなたわわな枝振りではなくなったけれど、ここも楽しみな春の裏道です。
母も道明寺が大好きでした、やっぱり道産子だからかな^^
私ももちもちの道明寺、大好き。
ゆゆちゃんのお腹のお花見が終わる頃、桜はどのへんまで北上してるかしらね♪
今年は、遅咲きで、桜が私が行くのを待っててくれたので?千鳥が淵のすっごい桜とお堀に落ちて、薄桃に染まった水面をゆっくりと進むボートの眺めを楽しめました。
すごいね。一種類の花がこれだけ一斉に大量に咲くのって、桜以外にないのではないかしら?
道明寺も桜餅もいただきました。おいしかったです。
人それぞれ桜を見たときに出てくる音楽も違うのかなぁ。。
こちらは5月の連休には咲くかなぁ。。
さら子さんはいきものがかりのSAKURAですざか・・・
わたしは 夜桜おしち・・・^m^ かなぁ。。
良いお花見でした。。
わぁ、桜とお堀に落ちちゃったの!?
身を乗り出しすぎたのでしょ、ご無事で何より(笑)
水面を進みながら下から眺める桜も圧巻でしょうね、
いつかいつかと若い頃から思いながら
千鳥ヶ淵のボート未だ経験なしなの。
花びらが水面を流れていく様子、
花筏っていうのよね、きれいな言葉だなって思います。
>一種類の花がこれだけ一斉に大量に咲くのって
たしかに。そして期間も短いからなんだかわ〜っと桜に翻弄されて
気がつけば青葉若葉の季節、他の花々も足下にたくさん。
桜餅、道明寺、お寿司、
日本の味、ご家族やお友達との時間、いっぱい楽しんだ?
今年はほんとうに寒い冬で、もうじき連休だという今もまだ寒い日もある。
でもガブさんのお里帰りの桜には、ちょうどよかった。
関東の桜とちょうど一緒の日本滞在、待ち合わせしていたみたいに。
8年ぶりだからと、神さまのお計らいだったのかもね^^
そうでしたか〜
よかった、よかった、おめでとうございます!
そうなんです、私もあの桜を思うとき、お嬢さんのことを思い出します。
よく頑張りましたよね、鍵さまにも思い出の桜でしょう。
そうですか、 似たようなところが。よかった。
また新たな出逢い、桜も人も一緒ですね。
うふふ、張り合いがありますね、
冷蔵庫いつもいっぱいにしておかないと^^v
我が家はスマがいなくなって今までどおり作るとちょっと多くて
宅配してやりたいなぁと思ったり(笑)
みんないいスタートが切れますように^^
そうね、北海道はもうひといき、
今年は寒かったからもうちょっと遅れるかな。
以前友人から北海道は梅より桜が先ときいて、
え〜そうなの?とびっくりしたことがあったのだけれど、
今年は関東がほんとうに寒い冬で、
梅は寒さでぐんと開花時期が遅れることを初体験したの。
桜もやや遅れたけれど、大きく変わるわけではなくて
それで北海道の桜と梅の咲く順序の関係を納得したというわけです。
自然って不思議ね。
関東の桜、写真だけでも楽しんでもらえてよかった^^
桜で思い出す音楽。
私も色々だけど、この散歩のときは花びらがちらほらしてて
思わずいきものがかりのSAKURAが♪
で、夜桜はやはり昼間の桜と違う顔してるよね、
夜桜おしち、私も大好きな曲^^
はないちごさん艶っぽいわん♪♪
ああ、そうでしたか‥
たしか母と一緒のお仕事の。
うん、残しておきたいですよね。
すべて了解です^^
情景がはっきりと浮かびます。
お父さんの老いを見つめる、sarakoさんとご主人の、あったかくてさみしい眼差しが・・・
向田邦子さんの小説みたい、素敵な文章だと思いました。
(コメ欄閉じているのにごめんなさい。あまりに素敵だったので)
ありがとう^^
こんなふうに家族のことを書くのはどうなのかなって思うこともあるのだけど、重なる想いの人もあるかもしれないし、私の今の気持ちをそのまま書いておきたいなとも思って。
さっこちゃんみたいに、唐突にやってくる別れもある、母のときもそうだった。
いっぽう父のようにゆるやかに、でも確実に坂道をくだっていくような老いもある。
明日が約束されていないことは誰も一緒だけど、その日が確実に近いと思う父の一日。それがどんなものなのか、私にもわからないけれど、人の一生ってなんだか計り知れないものがあるんだなって思います。
今朝も洗濯物を干していると、一階の父のシャッターがゆるゆるとあがる音がして、ああ、今日もいつもの一日が始まったなって思う。
とりあえず穏やかな今に感謝です^^
お堀には落っこちてません(笑)。
書き方が悪くてよくわからなかったですね。
お堀の水面に浮かんだ桜のことを言いたかったの。
薄墨桜色に染まった東京、よかったですよ。
ふふふ、お堀に落ちてないことわかってるよ、
ほんとうに落ちていたら(笑)マークは遠慮する(笑)
ガブさんの風情を解さないレス
私こそ書き方が悪かった、ごめんね^^
日本の桜はほんとうに色が淡いよね、
ちょっと淡白すぎ?と思うような色だけど、あれがいっせいに咲くからこその風情があるのね。
ガブさんにとっての懐かしい桜の東京、よかったね。