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海の見える店で

お昼はぐうぜん通りかかったタイ料理のお店kuriyumで。
タイ料理とはいっても鎌倉野菜を使ったサラダなど、少し日本風のタイ料理。
ミコは今月のランチの茹で鶏のせごはんカオマンガイ、
私はタイ風焼きビーフンのパッタイ を注文しました。
料理を待つ間、喉が渇いたので、マンゴージュースがベースのカンパリをふたつ。
思いがけなく入ったけれど、オープンキッチンの小さなお店は
ご夫婦なのだろうかと思われるふたりで切り盛り。
アットホームで居心地がとてもいいのです。

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二階にあるお店の窓際の席からは、家の屋根の間から海が見える。
見下ろす道路には極楽寺方面から長谷に向かう人、
反対に極楽寺方面に行く人が行き交っていて、
立派な一眼レフを首にかけた男女とりまぜたお年寄りの一行やら
小さな男の子を肩車しながら歩く若いお父さん。
手をつないで歩く恋人どうし。
そうかと思えば大きなサーフボードを抱えた地元の人も通り過ぎていく。
ミコとふたりでそんな人たちの様子を見ながらおしゃべりするのも楽しいもの。
時おり、お陽さまのでてきた空をみたり、海をみたり
ほんと気持ちのいい日だねって、何度か言いました。

今年も昨年に引き続き一年生の担任になったミコ。
地区が少し違うだけで、学校のカラーもずいぶん変わるようです。
ミコにも少し余裕が出てきたせいか、今学期はまだ大きな問題もなく
子ども達のことを話す顔もおだやか。

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でも、そう感じるのは離れて暮らすようになったことも関係あるかもしれない。
やはり日々顔を合わせていれば、疲れて帰ってくる顔をみたり
ミコにしても愚痴のひとつも出てしまう。
私も心配性なので、助言のつもりでひとこと多くなっていたのかも。
互いに離れていれば、たまに会う時くらい楽しい時間を過ごしたい
そんなうちに、日々のささいなことは自分で消化できるようになっていく
していくしかないから頑張れることもあるのだろう。
母の日には嬉しい言葉を綴った手紙をもらいました。
互いに見えない部分があるからこそ
思いやれることもあるのだなと気づきます。

このあいだ、今だから言えるぶっちゃけトークみたいなこと
家族で食事のあいだに自然に始まって、
ミコやスマから私がけっこう厳しかったと、
ああしろ、こうしろと過干渉だったとも言われました。
私自身は勉強しろともうるさく言った覚えはないし、
比較的理解のある親のつもりだったので
えっそうだったの?
案外自分のことは見えていないものなのだなぁと
ちょっとショックだったのです。

でも、そのあとに、今のお母さんは違うよ変わったよとも言われました。
ミコが変わったと思っていたのは、ほんとうは私が変わっていたのかもしれない。
そして、この話の時に、ひとつ感じたこと。
私はひとりっこだったからわからない部分もあったのだけれど
子どもはみんな母親の愛情を一身に受けたがっている
誰もが母親のいちばんになりたいのだと感じたのです。
私からしたら愛おしい気持ちに違いはなくても、
子ども心に敏感に感じ取るものがあるのでしょう。
伴侶は選べても、親子は選べない。
親には親の思いがあり、子どもにも子どもの気持ちがあり。
互いによかれと思っていてもすれ違うときもあるのですね。
大人同士になって話せたそんなこと。

新しいスマホは自分撮りができるので
ミコとくっついて、紫陽花や海を背に一緒の写真を何枚か撮りました。
性格は私とは違って慎重で自分を抑え気味のミコだけど
一緒に写った写真をみると、ほんとによく似てきたなぁと思います。
Commented by Gabrielle at 2013-07-01 04:04 x
そうです。そしてお母さんの愛は与えれば、与えるほど溢れ、尽きることは決してないのです~(^.^)
Commented by shinn-lily at 2013-07-01 10:21
そうか、お嬢様がsarakoさんに似ていらっしゃる、
わー、それは素敵な方だわと思いました。
さわやかな風が二人を後押しするような、鎌倉のお散歩ですね。
Commented by keymyall at 2013-07-01 11:09
素敵な時間を過ごされましたね ^^)
私も、土曜日に、娘と買い物を。
娘とのお出掛けって、本当に楽しいですね。
そして、『あらウチと同じ!!』と思ったのは、私が厳しくて、、、、と、娘たちに言われた事。
勉強云々ではなく、しつけには厳しくて、友達が夜遅くまで遊んでいても、自分は早く帰らなくてはいけなかった、、、、とか。 箸の持ち方とか、ご挨拶とか、、、
でも、sarakoさんと違うのは、未だに、私は、娘と一緒に住んでいる、、、、という事。
離れてから分かること、、、、もう少し、先になりそうです (*^-^*)
Commented by sarakosara at 2013-07-01 23:06
ガブさん
素敵!愛の泉ね。ほんとにいざとなれば命にも変えられるとは思うけれど、逆に日常のささいなことでは凡人な母、与えた分返ってきてほしいなぁなんて(笑)
私ね母が小さな頃から外に出て働き詰めだったから淋しい思いもして、自分が母親になったらお帰りなさいが言えるお母さんになろうって決めていたの。
でも、そのぶん力が入りすぎていたのかもしれないね^^
Commented by sarakosara at 2013-07-01 23:30
リリーさん
ミコは生まれた時看護婦さんに、あらぁ〜お母さん素通りね〜なんて言われるくらい寅さん似で、もうこんなに頑張ったのにぃってがっかり(笑)
なのに不思議ですね、大人になるにつれだんだん私に似てきました。
一緒に撮った写真をみて、寅さんも笑うくらい^^
逆にスマは私にそっくりなのですが、ここ最近寅さんに似てきたなって思います。ちょっと嬉しいものですね。
ただ、お互い似て欲しくないところも似てしまってたり^^;
鎌倉散歩前日は雨だったのに、この日はさらっとした風の心地いい、ほんとうに気持ちのいい一日でした。
Commented by sarakosara at 2013-07-01 23:30
keymyallさん
私、ミコとは喧嘩ばかりしてきたんですよ、私も大人げないし、ミコも頑固で。
でもなんでだろう、大人になって、それもここ数年ミコとの時間がほんとうに楽しくなりました^^
たぶん原因は私にあったのかもしれない。私のミコへの接し方が変わってきたのだと思います。
あどけなくて健気だった小さなミコを思い出したら胸がきゅんとします。
keymyallさん母娘は、ほんとうにいい関係だなっていつも思っていますよ。
たしかに厳しいところもあるでしょうが、お母さんを信頼しているお嬢さんたちに、あたたかく見守るkeymyallさん。
で、ときにお母さんをさりげなくフォローするお嬢さんたち、守ったり守られたりね。
離れるも、一緒にいるも、その家庭、親子にとって自然な形があると思うの。
互いに無理の無い場所を大切にしていかれればそれでいいのだと思います。
離れてわかることもあるし、近くにいるから感じられることもあるものね^^
Commented by ゆゆ at 2013-07-02 13:12 x
さら子ねーさん、こんにちは^^
カンパリで乾杯♪なんて素敵な休日^^
鎌倉の海と空が綺麗な写真はすっかり夏だけど、
マンゴーベースのトロピカルなカンパリも夏だなあ。

そうそう。子供の頃は父に似ていたはずなのに、
だんだんゆ~っくりと母に似てくるの。
たぶん、10年後はもっと似ているはず(笑)
離れていても、この世でいちばん私のことを心配してるのは母だなって思う。
母の愛はこの上なく偉大って本当ね。
さら子ねーさんとミコちゃんのいい雰囲気が伝わってきます^^
Commented by sarakosara at 2013-07-03 22:56
ゆゆちゃん
このカンパリね、今月のお飲物みたいなオリジナルカクテルで
毎月か、季節ごとかで変わるみたい。
やはり夏も近いしってことで、爽やかなカンパリになったのかな。
お昼のカクテルなのでアルコールも低めで乾いた喉にぴったり、美味しかったよ^^
親子って不思議ね、やってることまでだんだん似てきたり。
スマも父親に言ってることとか似てきてね、ひとつ屋根の下に寅さんふたりはねぇな私(笑)
でも寅さんはニヤニヤ嬉しそうな顔してるの。
ゆゆちゃんのお母さんも、ひさしぶりに会う度だんだんゆゆちゃんが似てくるの嬉しいでしょうね。
雰囲気とか物腰とかが似てきて、表情まで似てくるのかも。
それはきっとお母さんからゆゆちゃんが受け継いだもの、それだけたくさんの愛情をそそがれてきたあかしね^^
by sarakosara | 2013-06-30 15:01 | ぶらさら子 | Comments(8)

遠きにありて思ふもの


by sarakosara