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檜の香り

泊まったのは内宮にもほど近い、斎王の宮というところ。
Nちゃんが厳選してくれた宿だけあって
ほんとうに心のこもったサービスと心づかい。
何よりお料理が美味しくて大満足した。
行かれる方があったらお勧めのお宿です。

翌日は宿のバスで内宮前まで。
そこから宇治橋を渡り
五十鈴川で手を洗い、いよいよ内宮へ。
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今年をねらって計画していたわけではない旅行だったものの
諸事情で延び延びになるうち
結果的にちょうど遷宮のクライマックスと重なり
しんと厳かな伊勢神宮の雰囲気とは少し違うほどの人出だったけれど、
そんな盛り上がりの中
貴重な場面を見ることができてほんとうに幸運でした。

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檜の木肌そのままの真新しい社殿や門や灯籠があちこちに建ち
そここから檜のいい香りが風にのってくる。
樹齢何百年という木々の間に流れるその香り。
一度の遷宮で使われる檜は約1万本以上。
それを聴いた時は、20年に一度1万本!
と、ちょっとびっくり、大きな声ではいえないけれど
もったいないなぁと思ったり。
でもよくきけば
将来の式年遷宮御用材造成のための檜の造林が進められていることと
古いお社に使われていた御神木は、
全国の神社にわけられ鳥居等に生まれ変わるとのこと。
東日本大震災で流されたり破損したりした神社などにも
使われるそうなのです。
真新しい無垢の檜の香りを
神宮のあちこちで楽しめるのも、この遷宮の時ならではの幸せかもしれません。

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by sarakosara | 2013-09-24 19:17

遠きにありて思ふもの


by sarakosara