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桜で始まる4月に

今日から4月。
昨日で市役所の仕事も無事終え
また今月から健診部の仕事が始まりますが
4月はスロースタートです。

桜で始まる4月に_f0231393_1275657.jpg

東京の開花宣言の日の桜。
一輪二輪と開いた桜をちょうどみつけました。
すっかりブログもさぼっているあいだに
今はまさに満開。

そんな年度末
行く人来る人で
何かと気ぜわしくしていたお彼岸のいりの頃、
札幌から訃報が。

従姉妹から電話で
叔父が亡くなったこと
そして、その一週間前に、叔母も亡くなったというものでした。

叔父は父の5歳下の弟。
ずっと体調を崩して入退院していたのですが
3年半前に父を北海道に連れていった時に
叔父の家も訪ね、
久しぶりに叔父叔母そろったところに会うことができたことは
父にとって一番の気がかりだったので
私も旅の大きな目的を果たしたような気がしたものです。

叔父は札幌郊外でずっと酪農をしてきました。
以前の記事に叔父のことを書いたものがあります。
「叔母からの電話」
自分の夢を叶えて始めたこととはいえ
お人好しの叔父の酪農人生は苦労の連続でした。
お盆も正月もない酪農の仕事。
叔母も叔父に寄り添い、
ほんとうに苦労を一緒に支えてきた。
ある意味その荷物は叔父以上だったかもしれません。

今回叔母を追うように叔父がなくなったことをきいて
ほんとうにいつも一緒に歩いてきた二人らしいなと
お別れは悲しいことではあるけれど
どこか胸があたたかくなるような気がしました。

私と同じ埼玉に住む
8人兄弟の末っ子の叔母とも話し
北海道行きも検討したのですが
「一人残った兄さんだもの、行かないわけにはいかない」
そう一度は決めた叔母でしたが
何度かの電話のやりとりの末
やはり身体がしんどいから無理はしないことにしたと電話がきました。
葬儀の連絡が急だったのも
従姉妹も無理して来ないようにするため
しいて直前に連絡してきたようです。

お彼岸の中日には
両親のお墓参りに行き
父にも叔父のことを報告し
叔父と叔母の冥福もあわせて祈ってきました。
天にのぼった叔父
今頃はもう父と会っているのかもしれないけれど。

5年前、北海道一人旅の時の札幌の空。
桜で始まる4月に_f0231393_1284371.png


4年前に父と一緒に行った札幌のことも
まだ書き終えてなかった。
先日外付けハードディスクに入れたままだった写真を整理して
そう思っていました。
思い出すかぎりで、叔父と父が会った日のこと、書いておきたいと思っています。

今日はこれから
午後休をとることになっている寅さんと待ちあわせて
桜を見に行ってきます。
空模様があやしいけれど
花曇りもまた一興ということで。
by sarakosara | 2015-04-01 12:18 | 日々

遠きにありて思ふもの


by sarakosara