韓国ソウル ライブ旅行 韓国のライブ事情
2016年 01月 31日
日本語ができる従業員のおにいさんに
近所でキムパッが食べられるところを教えてほしいと頼むと、
簡単な地図を作ってくれた。
キムパッとは韓国式海苔巻きのこと。
酢飯じゃないこと、キムチやナムル、
牛肉やチーズなど、中身の具が少し違うが
日本の太巻きとよく似ている。
食道のアジュマ(おばさん)が
笑顔で種類など説明してくれて
韓国語が少しできる友達が
発音のポイントなど、にわか講師で伝授してくれる。
韓国で食堂にはいると
必ずといっていいほど、キムチやたくあん、ナムルなどの
簡単な副菜や漬け物がついてくる。
写真はビビンパッを食べた時の副菜。
アジュマが、おかわりは要るか?と、たっぷりサービスしてくれた。
お腹が満たされたので
さっそく地下鉄でコンサート会場の蚕室(チャムシル)室内体育館へ。
秋晴れの気持ちいいお天気。
チャムシルはオリンピック公園がある場所で
広々して緑も多い。
ちょうど銀杏が色づく頃で
サッカースタジアムなども近くにあるため
三々五々歩く恋人や親子連れもみかける。
会場に近づくと日本では見かけないあるものが
次々と目に留まる。
それは米花輪。
韓国で多く見られる、お米を積み上げた「花輪」のことで
ファンから贈られる事が多く、贈られたお米はその後
児童養護施設などへ寄付される。
ファンが資金を募ったりしながら趣向をこらして
応援するアーティストのために贈るもの。
見て歩くだけでも楽しい。
いっぽう、韓国の若者にとって、こうしたコンサートのチケットは高額で
なかなか気軽に行くことができない。
チケット代は日本と同じ8000円から9000円。
台湾などは、もっと高額になることを思えば
べらぼうな額ではないけれど
やはり若い子には負担になる金額だ。
そのうえ、韓国では無料のライブも多くて
無名なバンドの路上やライブハウスでのコンサート
有名どころの合同コンサートさえ時折無料で行われる。
となると、高額チケットを買ってまで
コンサートに行くことも少なくなる。
なので、ソウルライブといっても
海外からの観客も少なくない。
むしろそれを当て込んでいるふうでもある。
私たちのような日本からも多いし
最近は中国、台湾、東南アジア、そしてヨーロッパ
アメリカなど欧米からの観客もけっこうみかける。
久しぶりに本国でのライブをする彼らにとっては
日本の横浜アリーナや代々木よりも小さな会場で
三階に空席があったりするのは
寂しいことだろうなと思う。
お国の事情も感じるソウルコン。
とはいっても、やはり本国でしか味わえないものもある。
彼らも気合いが入るし
私にとっての初ソウルライブ。
とても楽しみだった。