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冬のうた

ブルーとベージュのモヘアの混ざり毛糸で
もふもふに織り上げたような
立冬の朝の空。

冬がやってきた。

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そして、今年もじゅんさんのりんごが届いた。
冬が始まる合図のように
津軽からの便りのように
箱を開くと甘ずっぱい香りがいっぱいにひろがる。

赤と緑、可愛いりんご。
クリスマスカラーだなって思い
今日、リビングにもささやかなクリスマスのしつらえをした。

じゅんさん、ご家族で丹精されたりんごを
毎年ありがとう。
じじ、ばば達のお仏壇にもお供えしました。

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冬が来るとユーミンの 季節ごとの歌をまとめたアルバム
SEASONS COLOURSも
秋から冬の撰曲集に変えて聴き始める。

この中の曲、「木枯らしのダイアリー」は
自分の思い出とも重なる曲。


今朝窓を開けたら息が白くなった
あなたのいない初めての冬が空を覆った
眠っている間に

電車を乗り越して 休みにしてしまった
オーバーを着て 一日気ままに街を歩く
思い出と腕をくみ


若かった頃恋人と喧嘩して
泣き明かしてしまった翌日
仕事に行く電車の中
気持ちも立て直せないし
ひどい顔をして出勤したくなくて
会社をさぼってしまったことがあった。
そんなことをしたのは初めてだったけれど
明るい朝の景色が流れる電車の窓を
ぼんやりと見ていたことだけはよくおぼえている。

この歌の主人公のように
気ままに街を歩くなんてかっこいいことはできず
早々に家に戻り
祖母にも具合が悪くて帰ってきたと嘘をついて
会社にも祖母にも後ろめたかった。

若かったなぁと、この曲を聴くと思い出す。
昔むかしの冬の思い出。











by sarakosara | 2016-12-11 16:45 | 思い出小箱

遠きにありて思ふもの


by sarakosara