旅のお話の途中ですが
友あり、遠方より来たる、また楽しからずや、
だったので、そのお話を。
朝一番、空を見る。
うん、まずまずのお天気、穏やかな日になりそう。
この日は、朝から天気が気になっていた。
なぜなら。
ここへ行くことになっていたから。
待ち合わせは東京スカイツリーの前。
そらさんと二人で待っていたのは
ここ、ここ、と手を振りやって来た
ここさん。背高のっぽのご主人も一緒に
背高ノッポのスカイツリーへ
暖かな日和のせいか
南側は街も山も霞み、まるで蜃気楼のよう。
こんな風景もまた面白いものだねと、その高さを実感。
反対の北側には長いスカイツリーの影が落ちていた。
隅田川も空を映して青く横たわる。
背高のっぽのダンディなご主人とはここで解散。
ここから女三人のかしましタイム。
もちろん、泡の出る冷たいもので再会を祝しました友。
ここさん、そらさん。
一緒に旅もしたし、ここさんも何度か上京してくれて
もちろんブログで互いの近況も知っている仲だから
当たり前のように話し、笑い合うけれど
実はとても不思議でありがたいことなのだと思う。
地下鉄で外苑前の銀杏並木へ。
並木はもう冬支度で黄色い落ち葉が散り敷いていた。
そんな落ち葉いっぱいの陽だまり
三人で同じショット。
足長おばさん(笑)
2011年の9月にここさんが上京の折に
建設中だったスカイツリーは
もう今年開業5周年を迎えている。
この6年の間に、ここさんはご両親を送り
私も父を送った。
そらさんは、髪を染めることをやめ
プラチナブロンドみたいな美しい白髪になった。
一日一日、大きな違いはなかったようでも
少しずつ色々なことが変わっている。
三人共通のブロ友の話もした。
今はお休み中の友達もいて
少し寂しいけれど
それはそれぞれの事情があること
書きたくない時もあるし
書けない時もある。
元気に過ごしてくれているならそれでいい。
でも、そらさんが一度やめていたブログを
再開してくれた時は嬉しかったな。
三人一歳違いの
猿、酉、戌年生まれ。
たまたま桃太郎のお供三人衆と一緒ってことで
偶然だけど、面白いよねと東京集合を楽しみにしていた。
ご主人との旅行の合間に時間を作ってくれて
ここさん、ありがとう。
ご主人と再び落ち合うまでの時間
表参道のライトアップを待ちながら
少し裏道に入った、そらさん昔馴染みのお店に入り
シャンパンでもう一度乾杯した。
シュワシュワ小さな泡が
キラキラとグラスの中を昇っていく。
外もそろそろキラキラの時間がきたみたい。
通りに出ると
想像以上に光り輝く表参道。
「シャンパンゴールドじゃね」
と、ここさんが言う。
ここさんのお国言葉。
山口の言葉はほんわか優しくて
その響きが大好きだ。
表通りはさっきのシャンパンみたいにキラキラ
小さな泡が立ち昇るみたい。
青い光よりあたたかくてやさしい。
私も来年は還暦を迎え
三人一緒の60代。
派手ではなく、でも穏やかな光を放つ
そんな時を迎えられたらいいなと思う。
駅に向かう交差点で
ここさんのご主人とばったり、
以心伝心のここ夫妻は、今年結婚35周年だと言う。
「楽しいね」がここ家の今年の流行語だったとか
三人で会えたこの日も、楽しいねで終わった。