青い鳥

もうひと月以上前のこと
私の友達からミコへと結婚のお祝いが届いた。
荷物は私宛だったので
なんだろうと包みを開けてしまったけれど
ミコちゃんに渡してほしいとのこと。
可愛いマグカップとお皿のセットだったので
ミコに渡す前に写真を撮った。
青い鳥と四つ葉のクローバーが、幸せをいっぱい届けてくれそうだ。

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昔の話。
父が運転免許を取ったのは40代になってからのこと。
そして私が小学生の頃、晴れて我が家にやってきたのは
ダットサン・ブルーバードの中古車だった。

ツートンカラーに丸いライト。
今画像を見れば、おしゃれで、渋いなぁと思うけれど
当時小学生だった私には、どことなく丸いフォルムが
今ひとつ気に入らなかった。
いや、ピカピカの新車じゃなかったことが
気に入らなかったのかもしれない。

免許を取るのこそ遅かったけれど
父は運転好きを発揮して
私や母を乗せてあちこちへ出かけた。

2台目も、歴代3代目のブルーバード。
またしても中古車だったけれど
今度は少し角ばったフォルムで色もメタリックなブルーグレーだったと思う。
休みの日は私を乗せて川遊びや山遊び。

小学生の頃の夏休みには
母の会社の保養所へ親子三人、父の車で出かけるのが恒例になり
普段家を留守にして働く母も一緒に
のんびり出かける旅が楽しみでしかたなかった。

高校を出てからも、私の専門学校があった御茶ノ水と
父や母の職場が近かったので
母も早く帰れそうな時は
三人で待ち合わせ、車で帰ることもあった。


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思えば車の中は楽しい時間で満ちていた。
ふだん母は留守がちで、父と祖母は諍いが絶えず
その間に入る私は仲立ちに心を砕き
家はいつでも楽しい場所というわけではなかった。

それが車で出かける時は
ひととき穏やかな時間が約束されている。

坂道で調子の上がらない中古車に
「青よ頑張れ!」と声をかける父。
助手席は母の指定席。
私は後ろのシートから父や母に話しかける。
憂いも配慮も要らない
まさにその頃の私の幸せな時間は
青い鳥、ブルーバードに乗っている時だったのかもしれない。


ゴールデンウィークはカレンダー通りなので
谷間があるけれど
気持ちはゆったり、やはりお休みは嬉しい。
ミコもすっかり体調快復して
連休は二人で温泉に行ってくるらしい。
昨日も今日も気持ちいい風が吹いている。












by sarakosara | 2018-04-30 14:30 | 思い出小箱

遠きにありて思ふもの
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