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制服

今年のバラの話をなかなかできなかったのは
大切なアブラカダブラを私の痛恨のミスによってダメにしてしまい
アブラカダブラに申し訳なくて
バラの話に気が進まなかったということがある。
近所の花に詳しい友達は、来年は復活するんじゃないかなぁと言ってくれるけれど
あまり希望は持てそうもない。

しかし、そのほかの、ミコのミニバラ
そして、通りすがりの方にまで褒めていただけるピエールは元気だった。

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そんな我が家のバラたちがちょうど咲き始めた頃
職場では、私たち契約社員7人も制服を着ることになった。

最初はみんなこっそりと、ぐちぐち文句。
今さら制服なんてとか、
着替える時間が勿体無いとか
洗濯物が増えるとか
サイズ合わせが憂鬱とか(笑)

しかし職場の方針で決まったものは如何ともしがたい。
どうしても嫌ならやめるしかないものね。

白いブラウスにチェックのベスト
胸元には青い柄物のリボン
紺色のスカート。
銀行の接客係とか会社の受付とかの接客部門であれば、
お客様との差別化
あるいはアイコン的役目もあるだろうが
デスクワークの私たちに果たして必要であるのかと疑問も残る。

世の中は制服廃止に流れているはずなのに
逆行しているようにも思う今回の決定。

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とは思うものの、着始めてひと月半が過ぎ
皆、なんとか着慣れてきた様子。
慣れてみれば、朝仕事に行く時の服装に頭を悩ませることがなくてある意味楽とか、
肯定的な感想もちらほら。

そして、どこか気持ちの片隅に
今までとは違った、会社への帰属意識のようなものが
芽生えてきたようにも思う。
制服なんてもらったって
私たちはどうせ契約社員、待遇だってかなり違うのだし
仕事はきちんとこなしているのに、理不尽だと思うことも多々ある。

しかし、意識が少し変わってきたのであれば
制服おそるべし。
制服マジック。
ということなのだろうか。

さら子さんって、制服がよく似合いますよね
なんかとても素敵ですよと
何度か若い女子社員さんが言ってくれた。

リップサービスと思いつつ
褒めてもらえれば、ちょっと嬉しい。
けれど、よく考えれば
こういう女性らしい?私服は仕事には着てこなかった。
私服のオシャレが上手くなかったのかと
それはそれで複雑な思いもある。
素直じゃないのかな。

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学生時代の制服を除けば
社会人になってからは初の制服着用だ。

そう言えば、中学高校時代の制服は
ジャンパースカートにブレザーだったので
一度セーラ服が着て見たいと憧れていた頃もあったっけ。
併せて、中学、高校と女子校だったので
制服の胸のボタンを〜
なんて胸がキュンとなる経験もなかった。

あの頃は早く制服を脱いで
私服でオシャレをして出かけたいと思っていたはず。
それが、今頃また制服を着ることになるなんて
仕事の進退さえ考えていた時に
勤続17年目の職場はいろいろなことが良くも悪くも変わってきている。






by sarakosara | 2018-06-17 22:11

慕情

6月4日。
私にとって、この日の夕方は、
特別の空気感を持っている。

もう40年近くも前、母が逝った夕暮れ。

もう悲しいことはない。
母のことを想うこともめっきり減った。

それなのに、6月4日、この日の空気感だけは
あの日を否応なく鮮明に思い出させる。
今日も仕事帰り、
まだ明るい空に南風が吹いて
あの日が一気に蘇ってきた。

むしろ雨なら、
雨なら思い出さないのかもしれない。

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少し憂いを含んだような
梅雨入り前の、南風が吹く。
あちこちの庭に紫陽花が色づき
クチナシの甘い香りもどこからか鼻をくすぐる。
そんな夕暮れだから、蘇ってしまうのかもしれない。

暮れるという字と
慕うという字は、少し似ている。

そういえば、イングリット・バーグマンの慕情という映画
母が好きだったなと
ふと、思い出した。

今日もメロンを供え
冷たい水を供え。
夕方の風を部屋に入れた。

あの日も、こんな穏やかな夕暮れだったねと
遠い母に話しかけてみる。






by sarakosara | 2018-06-04 23:21 | つぶやき

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